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大規模仮想化導入企業に高度なツールへのニーズ-米IDC調査


 米IDCが2月19日(米国時間)発表した仮想化技術の管理に関する調査によると、大規模な仮想化技術を導入している企業の過半数が複雑な仮想化環境を管理できる高度なツールを求めているという。

 それによると、仮想マシン50台以上で構築する大規模な仮想化技術を実装している企業の56%が、「仮想環境を管理する高度なツールが必要」と回答。この割合は、50台未満の仮想マシンを実装する企業の場合、24%と小さくなる。

 また、50台以上の仮想マシンを実装する企業の70%が、仮想・物理の両方の環境で共通の管理ツールを実装済みあるいは計画中で、50台未満の企業での53%を上回っていた。

 ベストプラクティスを求める声も高く、ITサービス管理のベストプラクティスを集めた「ITIL」(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)などのベストプラクティスプロセスモデルを適用中または適用予定の企業は、50台以上の企業で79%に達した。50台未満の企業では48%だった。

 IDCは、仮想化技術が普及するにつれ、複雑な仮想環境の効果を最大限に引き出す管理ツールとベストプラクティスへのニーズが高くなるとしている。

 仮想化を導入する北米企業100社の仮想インフラ担当IT意思決定者に、仮想化と管理について聞き、「North American Virtualization Survey: Large-Scale Implementation Requires Sophisticated Management Strategy」としてまとめた。



URL
  米IDC
  http://www.idc.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS21691109


( Infostand )
2009/02/23 09:08

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