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米VMware、セキュリティレイヤやAPIを発表-クラウド戦略を強化
米VMwareは2月24日(現地時間)、クラウドコンピューティング戦略と技術ロードマップを公開した。ベース技術となる「Virtual Datacenter Operating System(VDC-OS)」にセキュリティレイヤを追加し、クラウド間相互運用性のためのAPIを提供する計画を発表した。
VMwareは昨年9月、クラウドコンピューティング戦略を発表。仮想データセンターOSのVDC-OS、プライベートクラウドを構築する「vCloud Initiative」、クライアント側の「vClient」の3つを基盤に、内外のリソースを利用してユーティリティのように配信される安全なコンピューティング環境を構築できるとしている。
同日、最新技術として、VDC-OS用のセキュリティバーチャルアプライアンス「VMware vShield Zones」を発表した。ユーザーデータに関する規制順守やポリシー適用のためのレイヤとなり、セキュリティを強化する。
また、vCloud Initiativeでは、クラウド間の相互運用技術「VMware vCloud API」を提供する。パートナー企業と共同開発中で、現在プライベートベータ段階という。vCloud Initiativeでは、現在VMware環境で動いているアプリケーションをプライベートクラウドや外部クラウドで動かすことができるマイグレーションもサポートする。
VDC-OSは、これまでの予定通り2009年内に提供。vShield Zonesも今年後半に提供する予定。
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URL
米VMware
http://www.vmware.com/
プレスリリース(英文)
http://www.vmware.com/company/news/releases/vshield-security-vmworld.html
http://www.vmware.com/company/news/releases/cloud-initiatives-vmworld.html
( Infostand )
2009/02/25 08:55
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