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米Google、Webサイト訪問履歴に合わせて配信する新広告サービス開始


 米Googleは3月11日(米国時間)、ユーザーの興味に合わせて広告を配信する新サービス「“interest-based”advertising」を発表した。ユーザーのWebサイト訪問履歴に合った広告を配信するもので、YouTubeとAdSenseパートナーネットワークの一部サイトでベータテストを開始した。

 ユーザーがWebブラウザで過去に訪問したページを「スポーツ」「ガーデニング」などの興味カテゴリに分類し、カテゴリに合わせた広告を配信する。これまでGoogleは、「AdSense」で、訪問中のページのコンテンツに合わせた広告を配信していたが、新サービスでは、よりパーソナライズされることになる。

 個人のオンライン行動をベースとすることから懸念されるプライバシー問題については、透明性、選択、コントロールの3つの特徴を挙げている。透明性では、配信される広告にラベルを付け、ラベルをクリックすればどの情報をもとに広告を配信したのかがわかるようにした。

 選択では、新ツール「Ads Preferences Manager」を提供、興味カテゴリの削除や追加ができる。コントロールでは、Googleのプライバシーに関するサイト「Privacy Center」またはプラグイン形式で、広告クッキーのオプトアウトを選択できるという。



URL
  米Google
  http://www.google.com/
  Google公式ブログ(英文)
  http://googleblog.blogspot.com/2009/03/making-ads-more-interesting.html http://googlepublicpolicy.blogspot.com/2009/03/giving-consumers-control-over-ads.html


( Infostand )
2009/03/12 09:00

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