米Sun Microsystemsは3月11日(米国時間)、自社サーバー向けのSSDを発売した。「Sun Storage 7000」「Sun Fire」など、x64およびチップ・マルチスレッディング・テクノロジー(CMT)採用ラックマウントとブレードサーバーに対応。システムのパフォーマンスと消費電力効率を改善できるという。
最新のSSDは、2.5インチ型で容量は32GB。Sunは自社ファイルシステム「Solaris ZFS」をフラッシュメモリー向けに最適化しており、DRAM、SSD、HDDを組み合わせたハイブリッド型ストレージプールを利用できるという。Solaris ZFSとOpenSolarisを利用することで、既存のHDDと比べ応答速度は65倍、スループットは最大8倍高速になり、電力消費は38%改善するとしている。
SSD本体の価格は1199ドルからで、SSDを搭載した「Sun Fire X6250」は3240ドルから。60日間無料で試用できる「Try and Buy」プログラムの対象となる。
Sunは昨年6月、サーバー/ストレージ向けにSSD製品を投入する計画を発表しており、フラッシュベースのディスクをエンドツーエンドで提供する戦略だ。
あわせてSunは、SSD搭載システムのパフォーマンスを分析する「Sun Flash Analyzer」も発表した。ユーザーはフラッシュ技術を活用してアプリケーションの性能を改善できるという。同ツールはSunのWebサイトからダウンロードできる。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/aboutsun/pr/2009-03/sunflash.20090311.1.xml
( Infostand )
2009/03/13 08:59
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