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NECソフト、メール情報監視アプライアンスサーバー「AddPoint」の最新版を発売

タワー型のエントリーモデルが新発売

「AddPoint」タワータイプ

「AddPoint」ラックマウントタイプ
 NECソフト株式会社は9月30日、電子メール情報監視アプライアンスサーバー「AddPoint」シリーズの最新版Ver.3.0を発売した。従来のラックマウント型に加え、タワー型のエントリーモデルが新たに発売される。また今回のバージョンアップでは、運用管理ツール「AddPoint Manager」にプログラム稼動状況やCPU・メモリの利用状況などの常時監視機能を追加した。同社では今後1年間に100セット、保守費用を含め4億円の売り上げを見込んでいる。

 AddPointシリーズは、SMTPサーバーソフトウェアにsendmailを採用したLinuxベースのアプライアンスサーバーで、電子メールからの情報漏えいを防止する「GUARDIAN WALL for Linux」を搭載した「AddPoint/MailWallServer」と、電子メールの濫用防止・分析ソフト「GUARDIAN AUDIT for Linux」を搭載した「AddPoint/MailAuditServer」の2製品からなる。それぞれメール流通量に応じて4つのサーバーハードウェアと組み合わせた計8ラインアップが用意されている。

 ハードウェアは、ラックマウントタイプにXeon 2.4GHz×1と512MBのメモリを搭載し、メール流通量5万メール以下/日に対応したタイプ1、Xeon 2.8GHz×2と1GBのメモリで5~10万メール/日に対応するタイプ2、Xeon 2.8GHz×2と2GBのメモリで10~15万メール/日に対応するタイプ3に加え、Pentium 4 2.4GHz×1と512MBのメモリを搭載し、メール流通量5万メール以下/日に対応したタワータイプがラインアップされた。HDDはRAID 5構成となっている。

 AddPoint/MailWallServerは、メール運用規定の設定やログ保存・検査により、企業からの情報漏えいを防ぐとともに、問題発生時にもメールの調査を可能にする。一方のAddPoint/MailAuditServerは、メールのモニタリングと利用状況、利用目的を分析し、数値・グラフでレポートしてメール不正利用を防止する。統計情報の閲覧、発信記録の保存・閲覧の各機能は共通しており、またWebベースの管理ツール「AddPoint Manager」によりLinuxを意識することなくサーバー運用管理が可能となっている。



URL
  NECソフト株式会社
  http://www.necsoft.co.jp/
  AddPointシリーズ
  http://www.necsoft.com/solution/linux/addpoint/wall/index.html


( 編集部 )
2003/09/30 18:39

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