伊藤忠テクノサイエンス株式会社(以下、CTC)は10月22日、コンテンツ配信アプライアンスサーバー「Helix Appliance Server」の販売を開始した。価格は888,000円。
平成15年度情報通信白書では、インターネットによるコンテンツ配信ビジネス市場が2007年には現在の約2倍の5,975億円まで成長するとされ、映像系コンテンツ配信は全体の約4割を占め、現在の約4.5倍となる2,178億円に成長するといわれている。今後はISPや通信事業者から、教育機関や企業が情報伝達・共有に映像系コンテンツを活用していくと見られている。CTCではこれらを販売対象に、システム構築から保守サポートまで含めて提供し、初年度で100台の販売を見込んでいる。
CTCではRealNetworks、nCUBE(MPEG2)、iVAST(MPEG4)の各社と代理店契約を締結しているほか、コンテンツ配信に必要な、販売管理・著作権管理・コンテンツ情報管理・顧客情報管理などを行えるパッケージ「Universal Media DeliverySuite」を自社で開発して販売している。今回のアプライアンスの販売で、コンテンツ配信ソリューションのラインアップ拡充を図り、顧客層の開拓を図っていくもの。
Helix Appliance Serverは、Real Media、MPEG-1、MPEG-4、Windows Media、Quick Timeの動画を単一プラットフォームから配信できるLinuxベースのアプライアンスサーバー。リアルネットワークス社のコンテンツ配信サーバーソフトウェア「Helix Universal Server」を搭載しており、OS設定からログ管理までをGUIベースで行えるため、容易な運用管理が可能となっている。
■ URL
伊藤忠テクノサイエンス株式会社
http://www.ctc-g.co.jp/
映像・コンテンツ配信ソリューション
http://www.ctc-g.co.jp/solution/business/streaming.html
リアルネットワークス株式会社
http://www.jp.realnetworks.com/
Helix Universal Server
http://www.jp.realnetworks.com/products/servers/
( 岩崎 宰守 )
2003/10/22 17:21
|