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NEC、ブレードサーバーの新モデルと自律型コンピューティングソフトウェアを発表


Express5800/420Maブレードサーバー(左上)と、収納ユニット(右下)
 日本電気株式会社は11月6日、ブレードサーバー「Express5800/420Ma」の新モデルと、ブレードサーバー管理ソフト「SystemGlobe BladeSystem Center」を発表した。出荷開始は同サーバーが11月28日から、同ソフトが2004年1月5日からの予定。

 Express5800/420Maは2Wayブレードサーバーで、今回ラインアップに追加されたのは、Xeon 1.6GHzを1基搭載した低消費電力タイプと、Xeon 3.06GHzを1基搭載した高機能タイプ。両機種ともメモリは最大4GB、内蔵HDDは最大293GBまで搭載ができ、標準で1000Base-Tのネットワークインターフェイスを2基装備する。価格はそれぞれ30万円から、53万円から。また、ブレードサーバーを6台まで収納可能な「収納ユニット」と、既存のXeon 2.80GHzタイプ1台をセットにした「ブレード収納ユニットセットモデル」も新たに提供される。価格は39万円から。

 SystemGlobe BladeSystem Centerは、障害発生時の自動リカバリなどを行う、自律型ブレードサーバー統合管理ソフトウェア。障害発生時の自動リカバリなどを行う。障害発生時に予備のブレードサーバーへ自動的に動作を切り替える「自動リカバリ機能」、複数のブレードサーバーで構成された複数のグループが稼働している状況で、業務量に応じて最適なサーバー資源を自動で割り当てる「自動構成変更機能」、アクセスが増加した場合に、予備サーバーにOSやアプリケーションをインストールして業務を自動的に割り当て、負荷の軽減を図る「自動負荷分散管理機能」を持つ。これらにより、自律型コンピューティング環境を実現し、運用管理者の負担の軽減を行うとのこと。OSはWindows 2000 Server/Server 2003に対応する。価格は120万円から。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0311/0601.html


( 石井 一志 )
2003/11/06 18:04

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