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米Iomega、バックアップ用の新リムーバブルメディア「RRD」を発表

コンシューマー向けの小型ストレージ「DCT」もあわせて公表

 米Iomega Corporationは11月10日、社長兼CEOであるワーナー・ハイド氏の来日に伴って記者発表を行い、バックアップ用の新リムーバブルメディア「Removable Rigid Disk(RRD)」と、リムーバブル小型ストレージであるDigital Capture Technology(DCT)の新技術を発表した。RDDは2004年第1四半期、DCTは同第2四半期より製品が出荷される予定。


米Iomega Corporation ビジネス・ディベロップメント・ニュー・テクノロジー担当副社長 スコット・シーハン氏

米Iomega Corporation 社長兼CEO ワーナー・ハイド氏
 RRDは、同社のハードディスク技術を元にしたカートリッジ式のリムーバブルストレージで、容量は35GB(圧縮時70GB)。内部には2.5インチHDDと同様のプラッタが利用されており、回転数は4,200回転/秒、データ転送速度は最大22MB/秒となっている。

 ドライブは標準的な3.5インチのドライブベイに格納できるサイズで、ヘッド部分はこちらに搭載されている。接続インターフェイスはUSB、ATAPI、SCSI、S-ATAに対応するとのことだ。

 同社では、おもに中小規模企業でのテープバックアップ置換用途としての需要を想定しており、同社ビジネス・ディベロップメント・ニュー・テクノロジー担当副社長のスコット・シーハン氏は、「20GBのバックアップに要する時間はテープの2時間から20分になる」と語った。また価格も「テープドライブに比べて、2/3~1/2」になるとしている。

 バックアップソフトウェア「Iomega Automatic Backup 2.0 Pro」を用いれば、バックアップから直接起動できる「Boot&Run」機能も利用できるほか、同社ではCA、Veritas、Dantzといったバックアップソフト開発ベンダーとも協業し、バックアップツールとしての互換性も確保していく考え。

 同社社長兼CEOのワーナー・ハイド氏によれば、同社では「現在多くの中小企業がネットワーク化を進めていて、データの交換や創出の機会が増加している。今後4~5年のうちに、ストレージソリューションに対する販売機会が、大企業での4%に比べて30~36%と大きく伸びる」と予想している。また「日本でもここ数年、大企業を中心に景気が回復しており、今後は中小企業でも回復傾向となるだろう」として、日本市場での市場増大を期待していた。


リムーバブルメディア「Removable Rigid Disk」 ヘッド部分はドライブ側に搭載される。 プラッタには2.5インチHDDと同じものが採用されている。

 あわせて発表された「DCT」は容量1.5GBのリムーバブル小型ストレージ。PCカードタイプとカードリッジタイプがあり、後者の重量はわずか9g、カードリッジ価格は約10ドルとなる予定だ。対衝撃・対振動性に優れており、おもにビデオカメラ、ポータブルマルチメディアプレイヤーなどにOEM供給される予定となっている。


リムーバブル小型ストレージ「Digital Capture Technology」 左がPCカードタイプ。右のカートリッジの読み出しには中央のドライブが必要になる。


URL
  Iomega Corporation
  http://www.iomega.com/
  アイオメガ株式会社
  http://www.iomega.co.jp/
  関連記事:アイオメガ、1.5GBの新リムバーブルストレージ「DCT」(AV Watch)
  http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20031110/iomega.htm


( 岩崎 宰守 )
2003/11/10 15:47

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