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NEC、CPUやメモリなど主要コンポーネントを二重化した4Wayサーバーなどを発表


Express5800/340Hb-R

Express5800/320Lb(左)、320Lb-R(右)
 日本電気株式会社は12月1日、IAベースのフォールトトレラントサーバー「Express5800/ftサーバ」シリーズに、4Wayモデル「Express5800/340Hb-R」を追加すると発表した。出荷開始は2004年1月30日を予定している。また、併せて2Wayモデル「Express5800/320Lb-R」「同/320Lb」のキャンペーンモデルが発表された。キャンペーン期間は12月10日から2004年3月31日まで。

 Express5800/340Hb-Rは、CPU、メモリ、HDD、電源などの主要コンポーネントを二重化することで、耐障害性・可用性を高めた無停止型サーバーのハイエンドモデル。CPUにXeon MP 2.80GHzを2基(最大4基)、2GB(同12GB)のメモリを搭載し、それぞれが二重化(外見上の2倍搭載)されているほか、RAID 1構成のUltra 160 SCSIのHDDを18.1GB(最大311.1GB)持つ。対応するOSは、Windows Server 2003 Enterprise Editionのみで、価格は2,240万円から。

 タワー型筐体のExpress5800/320Lb、ラックマウント型筐体の同/320Lb-Rも同様の構造を持つ無停止型サーバーで、どちらもXeon 2.40GHzのCPUを2基(最大2基)、メモリを512MB(最大3GB)持ち、それぞれが二重化されているほか、RAID 1構成のUltra 160 SCSIのHDDを18.1GB(最大311.1GB)を搭載する。OSはWindows 2000 Advanced Serverを採用し、価格はLbが218万円から、Lb-Rが215万円から。

 また、1台のサーバー上で複数のOSを動作させるソフト「VMware GSX Server 2.5」、サーバーソフトウェア監視機能を持つソフト「SystemGlobe ESMPRO/BOM Ver4.0」の2製品に、Express5800/ftサーバシリーズが対応。システム全体の信頼性をさらに向上させることが可能という。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0312/0102.html

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( 石井 一志 )
2003/12/01 16:32

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