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三菱電機、SBC向け端末にICカードリーダー搭載モデルなどを追加


TX110 ICカードモデル
 三菱電機株式会社は、サーバーベースコンピューティング(SBC)専用端末「三菱サーバベースクライアントTXシリーズ」に、ICカードリーダー搭載モデルなど4機種を追加し、12月16日から販売開始すると発表した。価格はすべてオープン。

 SBCは、業務ソフトをすべてサーバー上で動作させ、端末には画面表示と入力のみを主に担当させる方式。すでに液晶ディスプレイ一体型モデル「TX110」は3月より販売されているが、今回は同モデルにICカードリーダーを搭載したタイプ、液晶タッチパネルを搭載したタイプが追加された。また、既存のディスプレイを利用できる小型ボックスモデル「TX210」が新たにラインアップに追加され、同モデルのICカード搭載タイプも発売される。

 全モデルとも、OSにはWindows CE .NET 4.0を採用し、Windows Server 2003/2000 Server/NT Server 4.0の環境に対応する。サポートプロトコルはTCP/IP、ICA、RDPで、クライアントソフトにはCitrix MetaFrame XPが利用可能。ハードウェアスペックもほぼ共通で、CPUにNational SemiconductorのGeode GX 300MHz、64MBのメモリ、32MBのDOM(Disk on Module)、10/100Base対応ポート×1の構成。TX110シリーズのみ、XGA表示が可能な15型TFTカラー液晶を装備している。

 なお、同製品の製造、販売、保守は三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社が担当し、自治体や金融機関、企業の顧客対応窓口のほか、粉じんなどでパソコン設置が困難な、工場のライン管理業務などを対象に販売するとのこと。



URL
  三菱電機株式会社
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/
  三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社
  http://www.mdit.co.jp/


( 石井 一志 )
2003/12/15 11:34

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