アップルコンピュータ株式会社は1月7日、CPUにPowerPC G5 2.0GHzを採用した1Uサイズのサーバー「Xserve G5」を3月下旬より販売を開始すると発表した。ラインアップにはCPUを1基搭載するシングルプロセッサモデルと、2基搭載するデュアルプロセッサモデル、同じく2基搭載するクラスタノード用モデルが用意される。
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Xserve G5
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Xserve G5は、PowerPC G5 2.0GHzを2基(シングルプロセッサモデルは1基)、最大8GB搭載可能なPC3200 ECCメモリ対応システムコントローラ、最大で合計750GBのHDDを搭載可能なホットプラグ対応シリアルATAドライブベイを3基(クラスタノード用モデルは1基)、133MHz PCI-X拡張スロットを2スロット、Gigabit Ethernetポートを2ポート装備しており、オプションでハードウェアRAIDにも対応する。OSはUNIXをベースとした「MacOS X Server 10.3 Panther」。
また、電源電圧、温度、ファンスピード、ネットワーク、HDDのパフォーマンスなどの状態をリモート監視できるアプリケーション「サーバモニタ」が付属する。
同社によると、Xserve G5はシステムあたり30ギガフロップの処理能力を持ち、PowerPC G4ベースのXserveと比べて約60%高速化したという。
各モデルの主なスペック、価格は以下のとおり。
シングルプロセッサモデルはPowerPC G5 2.0GHzを1基、メモリ512MB、80GB シリアルATA HDDを1基、CD-ROMドライブ搭載、クライアント無制限のMacOS X Serverが付属して価格は349,800円。
デュアルプロセッサモデルはPowerPC G5 2.0GHzを2基、メモリ1GB、80GB シリアルATA HDDを1基、CD-ROMドライブ搭載、クライアント無制限のMacOS X Serverが付属して価格は469,800円。
クラスタノード用モデルはPowerPC G5 2.0GHzを2基、メモリ512MB、80GB シリアルATA HDDを1基搭載、10クライアントのMacOS X Serverが付属して価格は349,800円。
■ OracleなどがXserve G5のサポートを表明
Xserve G5の発表に合わせ、Oracle、Sybase、Macromedia、QuarkなどがXserve G5をサポートすることを発表した。Oracleは「Oracle Database 10g」のMacOS X版を開発中とのこと。
■ URL
アップルコンピュータ株式会社
http://www.apple.co.jp/
ニュースリリース
http://www.apple.co.jp/news/2004/jan/07xserveg5.html
製品情報
http://www.apple.co.jp/xserve/
( 朝夷 剛士 )
2004/01/07 12:15
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