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富士通、SPARC64 V 1.32GHz搭載したミッドレンジサーバーの新モデルを発表


 富士通株式会社は1月7日、SPARC64 V 1.32GHzを搭載したミッドレンジサーバー「PRIMEPOWER 250/450」の新モデルを発表した。価格は最小構成で、PRIMEPOWER 250が787,000円(税別)より、PRIMEPOWER 450が2,040,000円より。

 PRIMEPOWER 250は、ベディスタル、2U/4Uラックマウントの3タイプの筐体を選択可能なミッドレンジ向けの2Wayサーバー。PRIMEPOWER 450は4Wayサーバーで、ベディスタルのほか4U/7Uラックマウントの筐体を選択できる。OSはSolarisを搭載している。HDDインターフェイスはUltra 320 SCSIを採用しており、HDDのディスクミラーリング機能やホットスワップ対応、電源、ファンの冗長化などにより高い信頼性を確保している。

 両製品とも従来モデルではSPARC64 V 1.1GHzを搭載していたが、今回の新モデルに搭載させたSPARC64 V 1.32GHzでは内蔵2次キャッシュが2倍の2MBとなっており、プロセッサ単体の整数/浮動小数点演算性能も最大約30%向上している。また最大メモリ容量もPRIMEPOWER 250では16GB、PRIMEPOWER 450では32GBとそれぞれ2倍に拡張された。

 また、独立した専用プロセッサで稼動し、本体電源がOFFの状態でもケーブルに電源が供給されていればハードウェア監視が行えるXSCF(eXtended System Control Facility)によるシステム監視機構を備える。さらにWebベースのシステム管理ツール「WebSysAdmin」も付属し、http/telnetによる遠隔地からのシステム監視、電源ON/OFFの制御、障害発生時のメールによる通知も可能だ。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  「PRIMEPOWER 250, 450」の性能強化
  http://primeserver.fujitsu.com/primepower/news/article/04/0107/


( 岩崎 宰守 )
2004/01/07 18:17

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