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netHSM
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東京エレクトロン株式会社は、英nCipher Corporation Ltd.の製品で複数サーバーに対して暗号化処理や鍵管理を行えるネットワーク対応型のHSM(Hardware Security Module)「netHSM」を1月8日より販売する。価格は5,520,000円。同社では主に官公庁、金融機関、医療機関向けとして初年度100台の出荷を目標としている。
netHSMは、RSA1024bit暗号鍵利用時で最大1,600回/秒の署名やSSLトランザクションを処理可能な1UラックマウントサイズのHSM。ネットワークインターフェイスを備えるため、複数のサーバーやサイトで暗号化資源を共有でき、netHSMの間でのフェイルオーバーやロードバランスも可能だ。
またFIPS 140-2 Level 3認定を取得しているほか、独自のSEE(Secure Execution Engine)技術によるアプリケーションレベルでの強固なセキュリティ環境を備える。さらに独自方式により、ほぼ無制限の鍵管理と保護が可能で、個々の鍵へのアクセスは鍵単位で行え、スマートカードでの認証も設定できる。
なお同社では、3月31日までの期間限定キャンペーンとして、netHSM本体に2台のサーバーへの接続ライセンスを追加し、3サーバーまで接続できるセットを2,400,000円(通常価格7,360,000円)で販売する。
■ URL
東京エレクトロン株式会社
http://www.tel.co.jp/
nCipher Corporation Ltd.
http://www.ncipher.com/
netHSM
http://www.tel.co.jp/cn/cs/security/ncipher/nethsm.html
( 岩崎 宰守 )
2004/01/08 14:53
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