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HP ProLiant DL140
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日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は1月8日、IAサーバー「HP ProLiant」のラインアップに、「HP ProLiant 100シリーズ」を追加し、その第一弾として、BTOに対応した2Wayラックマウントサーバー「HP ProLiant DL140」を1月15日より出荷開始すると発表した。ベースモデルの価格は、1CPU搭載モデルで128,000円から、2CPU搭載モデルで188,000円から。
HP ProLiant DL140は、Xeon 2.40GHzを最大2基搭載可能な、1Uサイズラックマウントサーバー。コストパフォーマンスとCPUパワーに特に重点をおいて設計され、HPCやグリッドコンピューティング、Webサービスのインフラなどでの使用に最適なサーバーだという。
同社によれば、ITリテラシーの高まりによって、IAサーバー市場では高い信頼性や管理性などを重視する声だけではなく、安くて優れたハードウェア性能を持つような、シンプルな製品を要求する声も強くなってきたという。DL100シリーズはこうした要求に応えるために投入されたとのことで、「DL140は価格が安い製品であるが、SMBだけが対象なのではなく、WWWやDNSなどWebのフロントエンド部分や、HPC用途などでの大量導入も視野に入れている」製品である。
同製品に関しては、サーバーをラックにマウントする作業と、OS(Windows Server 2003/2000 Server)のインストールなどを同社が請け負って、ラックごとサーバーを出荷する「ラッキング・サービス」など、付加価値サービスも積極的に提供していく。
またそれとともに、販売チャネルに関しても通常のパートナーを通じた販売だけでなく、BTO可能なWebストア「HP Directplusオンラインストア」、BTO製品の販売代理店「HP Directpartner」といったEコマースビジネスインフラを活用。顧客のニーズにあわせた付加価値型の製品提供「ファクトリー・インテグレーション」を強化する考え。
なお、DL140の主な標準スペックは、メモリが512MB(2CPUモデルでは1GB)、HDDが80GB(Ultra ATA 100)、ネットワークインターフェイスが10Base-T/100Base-TX/1000Base-T×2、64bitPCIバス(133MHz)×1、OSレスとなっている。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
プレスリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2004/fy04-031.html
( 石井 一志 )
2004/01/08 20:01
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