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日本HP、低電圧版Itanium 2を搭載した1Uサイズの2wayサーバーを発売

「Solarisベースサーバーのリプレースを狙う」と明言

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は2月10日、低電圧版Itanium 2を搭載した1Uサイズの2wayサーバー「HP Integrity サーバ rx1600(以下、rx1600)」の販売を開始した。また、2Uサイズの2wayサーバー「HP Integrity サーバ rx2600(以下、rx2600)」に低電圧版Itanium 2、またはItanium 2を搭載したモデルを追加した。


1Uサイズながら低電圧版Itanium 2を2基搭載可能なrx1600

エンタープライズストレージ・サーバ統括本部 ビジネスクリティカルサーバ製品本部 プロダクトマーケティング部 マーケティング・スペシャリスト 森成隆氏
 rx1600は、1Uサイズの筐体に低電圧版Itanium 2 1GHz(1.5MB L3キャッシュ)を1基または2基搭載し、メモリは最大16GBまで拡張可能。チップセットには既存のエンタープライズ向け4wayサーバー用に開発された「HP zx1」を採用しており「アプリケーションサーバーやデータベースサーバーなど、単機能サーバーより高いレベルの用途にも対応する」(エンタープライズストレージ・サーバ統括本部 ビジネスクリティカルサーバ製品本部 プロダクトマーケティング部 マーケティング・スペシャリスト 森成隆氏)。

 OSはHP-UX11i v2、Red Hat Enterprise Linux AS 2.1をサポートし、AS 3は3月よりサポートを予定している。なお、Windowsについては当初サポート対象外でWindows Server 2003ファミリーがそろう2004年後半にサポートを開始する予定だという。


HP Integrity サーバ rx1600 rx1600の内部

 価格は、低電圧版Itanium 2 1GHzを1基、512MBメモリ、36GB HDDを搭載したrx1600-1-1モデルが468,000円。低電圧版Itanium 2 1GHzを2基、2GBメモリ、73GB HDDを搭載したrx1600-2-1モデルが936,000円。出荷はそれぞれ2月末を予定している。


2Uサイズのrx2600に新Itanium

HP Integrity サーバ rx2600
 rx2600は、2Uサイズの筐体に低電圧版Itanium 2 1GHz(1.5MB L3キャッシュ)を1基、またはItanium 2 1.4GHz(1.5MB L3キャッシュ)を1~2基搭載し、メモリは最大24GBまで拡張可能。チップセットはrx1600と同じく「HP zx1」を採用する。なお、既存のrx2600を使用しているユーザーを対象にCPUのアップグレードサービスの提供も予定している。OSはHP-UX11i v2、Red Hat Enterprise Linux AS 2.1、Windows Server 2003 Enterprise Editionをそれぞれサポートする。

 価格は、低電圧版Itanium 2 1GHzを1基、1GBメモリ、36GB HDDを搭載したrx2600-1-3モデルが742,000円。Itanium 2 1.4GHzを1基、1GBメモリ、36GB HDDを搭載したrx2600-1-2モデルが988,000円。Itanium 2 1.4GHzを2基、2GBメモリ、36GB HDDを2基搭載したrx2600-2-2モデルが1,598,000円。出荷はそれぞれ2月後半を予定している。


「Solarisベースサーバーのリプレースを狙う」

 同社はrx1600およびrx2600の主なターゲットとして、サン・マイクロシステムズの「Sun Fire V210」および「Sun Fire V240」のリプレースと言い切る。森氏は「rx1600はV240に比べ20%以上低価格ながら1.5倍のパフォーマンスをほこる」とrx1600のプライスパフォーマンスを強調した。


エンタープライズ・システム事業統括 エンタープライズストレージ・サーバ統括本部 ビジネスクリティカルサーバ製品本部 本部長 榎本敏之氏
 また、エンタープライズ・システム事業統括 エンタープライズストレージ・サーバ統括本部 ビジネスクリティカルサーバ製品本部 本部長の榎本敏之氏は、現在Solarisを利用しているユーザーが買い換えを検討する際、Sparcのロードマップが不明確なことからほかのプラットホームを検討するユーザーが増えていることを指摘する。「価格が50万円から100万円のミッドレンジレベルにおいて、サンはOpteronとx86ベースのSolarisという新しい組み合わせを用意するが、実績がないので信頼性に欠ける。一方でLinuxにおいても基幹業務を任せるには心もとない。そこで当社は十分実績のあるHP-UXを搭載したrx1600を投入する」とし、「現存するV210とV240の半分をリプレースすることが目標」と明言した。


rx1600およびrx2600とサン製品のパフォーマンス比較 rx1600とrx2600とサン製品の位置づけ

 さらに榎本氏は「一度Linuxに移行したユーザーが32ビット環境に不満を持ち再びUNIXに戻ってくる流れがある。また、Windowsは4wayのXeonという有力な選択肢があり、Itaniumを選ぶ傾向は少ない」と述べ、rx1600のメインのプラットホームがHP-UXであることを強調した。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2004/fy04-053.html


( 朝夷 剛士 )
2004/02/10 11:00

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