デル株式会社は、SANストレージ「Dell|EMC CX300/CX500/CX700」の3機種を2月10日より発売し、同社の「Dell|EMC」シリーズのラインアップを一新する。同社では、本製品をエンタープライズ事業の戦略製品とし、基幹業務や顧客情報管理、ディザスタリカバリといった高レベルなデータ保護を必要とするシステムへの採用を拡大したい考え。
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CXシリーズのラインアップ
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CX300は、従来製品「CX200」の後継機種で、これまでの2倍となる60ドライブ、13.4TBまでディスク容量を拡張できる。データ転送速度は50,000IO/秒となっている。CX500は従来製品「CX400」の後継機種。120ドライブ、28.4TBまでの拡張が可能で、データ転送速度は120,000IO/秒。CX700は、従来製品「CX600」の後継機種。240ドライブ、58.4TBまでの拡張が可能で、データ転送速度は200,000IO/秒となっている。
全製品で、複数世代のバックアップが可能なスナップショット機能をサポートし、統合管理ソフトウェア「Navisphere Manager Suite」も標準で提供される。またEMCの提供するSnapView、MirrorView、SAN Copy、EMC Replication Managerといったソフトウェアにも対応している。
このほか障害発生後4時間以内にオンサイト修理を行うほか、リモートでの24時間365日監視や診断、BIOSやファームウェアの更新情報通知、ソフトウェアを含む電話サポートを行う保守サービスもあわせて提供される。
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エンタープライズシステムズマーケティング本部 エンタープライズソリューショングループ 本部長の多田和之氏
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同社エンタープライズシステムズマーケティング本部 エンタープライズソリューショングループ 本部長の多田和之氏は、「デルが扱う製品の中で、一番成長している分野がストレージ。おかげさまで、NASでは業界第2位を獲得できた。SANの分野でもリーダーシップをとっていきたい」と述べた。
■ URL
デル株式会社
http://www.dell.com/jp/
( 岩崎 宰守 )
2004/02/10 18:34
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