日本ヒューレットパッカード株式会社は3月2日、ハイパフォーマンス・テクニカル・コンピューティング(HPTC)分野における大規模Linuxクラスタ用途向けサーバーの新製品として「XCクラスタシリーズ」2機種の販売を開始した。
今回発表されたのは、ノードにItanium 2を搭載した「HP XC6000クラスタ」と、Xeonを搭載した「HP XC3000クラスタ」の2製品。ノード間通信・I/Oに、HP XC6000クラスタはQuadrics Elan3を、HP XC3000クラスタはMyrinet XPインタコネクトを採用している。いずれも同社より発売されているサーバーをベースとしており、最大256までのノード構成が可能。OSにはRed Hat Linux互換の「XCシステムソフトウエア」を実装している。
価格は、HP XC6000クラスタが17ノード/34CPU、管理用ノード、XCソフトウエア、保守サポート込みの参考価格で91,605,000円。HP XC3000クラスタが17ノード/34CPU、管理用ノード、XCソフトウエア、保守サポート込みの参考価格で32,396,000円。
同社は主な対象ユーザーを、官公庁、大学の研究所、企業の設計および開発部門で、特にグリッドコンピューティング、科学技術演算など数十から数百CPU単位での演算処理を必要としている部署としている。
■ URL
日本ヒューレットパッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2004/fy04-070.html
( 朝夷 剛士 )
2004/03/02 11:48
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