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富士通、最大容量300GBのエンタープライズ向けHDDを発表


エンタープライズ向け3.5インチHDD「MATシリーズ」
 富士通株式会社は3月8日、エンタープライズ向け3.5インチHDDのラインアップに、最大300GB、10,000rpmの「MATシリーズ」と、最大147GB、15,000rpmの「MAUシリーズ」を追加すると発表した。サンプル出荷はそれぞれ4月、6月からで、価格はともに個別見積もりとなる。

 今回発表された両シリーズは、Ultra320 SCSIとFC2(ファイバーチャネル2)の2種類のインターフェイスに対応したHDD。多くの記憶容量、高度な処理性能と信頼性を両立させ、DAS、NAS、SANといったエンタープライズ向けストレージ製品で利用できるという。これらは従来の10,000rpm製品「MAPシリーズ」、15,000回転「MASシリーズ」の後継機種にあたり、記録面密度を向上させたことで約2倍の最大容量が実現できたとのこと。また両シリーズともに流体軸受けモーターを使用した低騒音設計になっているほか、内部データの最大転送速度が、MATシリーズでは従来比23%アップの132MB/s、MAUシリーズでは同25%アップの147MB/sへ向上した。容量ラインアップとしては、それぞれ73/147/300GB、36/73/147GBの3製品が用意されている。

 富士通では、今回の新シリーズを含めたエンタープライズ向けHDD全体において、今後1年間で600万台の販売を目標としている。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/03/8.html


( 石井 一志 )
2004/03/08 13:07

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