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NEC、アウトソーシングユーザー向けにストレージ従量課金プランを提供
日本電気株式会社(以下、NEC)は3月31日、ストレージの利用量に応じて課金を行う「ストレージ・ユーティリティサービス」を発表した。同サービスは、基幹システムの運用・保守をNECが代行するITアウトソーシングサービスの利用企業が対象で、6月より提供開始となる予定。
同サービスでは、NECのアウトソーシングセンター内に共用ストレージを設置し、顧客企業内の基幹システムと接続する。顧客企業はストレージを自社設備として保有しないため、ストレージ導入時にかかる初期費用や運用費用が不要となり、自社導入時と比べて最大20%のTCO削減が可能という。また繁忙期やシステム移行・開発時など、一時的にストレージ利用量の増加が見込まれる時期には、事前に申請することで契約容量の最大1.5倍までの容量を確保することができる。
共用ストレージには、NECのSAN対応ディスクアレイ「iStorage」を使用して、基幹システムとストレージの間をファイバチャネルで高速接続する。NECによれば、複数の企業でストレージを共用することで、性能最適化機能を持ち、冗長性も確保された高性能ストレージを使用することが可能になったとのこと。
同社では、今後3年間に30社への提供を見込んでいる。
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URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0403/3102.html
( 石井 一志 )
2004/03/31 16:19
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