インテル株式会社は、L3キャッシュを3MBに拡張したItanium 2 1.4GHzを4月13日より量産出荷する。同1.6GHzは5月出荷の予定。価格は1,000個受注時で、1.4GHzが123,760円、1.6GHzが254,280円となる。
インテルによれば、従来の1.5MB L3キャッシュのItanium 2 1.4GHzと比べて最大25%の性能向上となる。また28%の低価格化により、同クラスのRISC搭載システムと比較した場合で2倍の価格性能比とのこと。
なお同製品を採用したデュアルCPUサーバーは、デル、IBM、Bull、富士通シーメンス、Kraftway、Maxdata、Lenovo、Samsung、HCL、Transtec AGなどの各社から最小構成約2,100ドルで提供される予定で、同社ではItanium搭載システムをフロントエンドアプリケーション向けの低コストサーバーへと拡大したい考え。
また今回のリリースについて、Xeon搭載システムと同価格で最大2倍の性能を備えたItanium 2搭載システムを2007年までに提供する目標に向けたものとしている。
■ URL
インテル株式会社
http://www.intel.co.jp/
プレスリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2004/040413.htm
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( 岩崎 宰守 )
2004/04/13 13:25
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