Enterprise Watch
最新ニュース

三菱電機、Pentium 4/Xeon MP搭載のサーバー3モデルを発売


FT8600 モデル100Eb
 三菱電機株式会社は、Pentium 4/Xeon MPを搭載する「三菱サーバコンピュータFT8600シリーズ」の3モデルを5月14日より発売する。

 FT8600シリーズは、全モデルでCPUやメモリ、ファン、電圧や温度変化、RAIDの障害情報などを監視するサーバー管理機能を備え、オプションカードの装着によりOSの死活やハードウェアの動作ログ、障害通知などの機能拡張が可能となっている。またPCI-Xスロット、Gigabit Ethernetも装備している。

 「FT8600 モデル100Eb」はタワー型、「FT8600 モデル110Rb」は1Uラックマウント型のIAサーバー。それぞれFSB 800MHzでHTに対応するPentium 4 3.0/3.4GHz CPUと、DDR333 SDRAM メモリ256MB(最大4GB)を搭載する。チップセットにはE7210を採用するほか、HDDはこれまでのIDE、Ultra320 SCSIに加え、シリアルATAにも新たに対応、シリアルATA接続時には標準でRAIDは0、1構成が可能となっている。

 モデル100Ebでは、最大でそれぞれIDE 360GB、シリアルATA 750GB、U320 SCSI 439.5GBのいずれかのHDDを内蔵可能で、またいずれの場合もオプションでRAIDは0、1、5構成に対応する。価格は最小構成のディスクレスモデルで160,650円。

 一方、モデル110RbではIDE 240GB、シリアルATA 500GB、U320 SCSI 146.4GBのいずれかを搭載できる。RAIDは0,1のみの対応となる。価格は最小構成のディスクレスモデルで249,900円

 「FT8600 モデル440Ra」は、Xeon MP 2.2/3.0 GHzを搭載する4Uラックマウント型の4Wayサーバー。4ビットまでの障害を自動検出/修正するChipkill ECCメモリを1GB(最大24GB)を搭載し、Ultra320 SCSI HDDを最大732.5GBまでを内蔵できる。HDDはホットプラグに対応し、RAID 0、1、5構成にすることが可能だ。またサーバー監視用のオプションカードを標準装備し、ファンが冗長化されているほか、オプションで電源の冗長化にも対応している。価格は1,134,000円。

 なお3モデルとも製造・販売・保守は三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社が担当する。



URL
  三菱電機株式会社
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/
  三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社
  http://www.mdit.co.jp/

関連記事
  ・ 三菱、CPU性能強化などでIAサーバーのラインアップを強化(2004/01/22)
  ・ 三菱電機、シリアルATA対応の2Way Xeonサーバーを発売(2003/12/11)
  ・ 三菱電機、4Wayラックマウントサーバーなど3モデルをラインアップに追加(2003/10/29)


( 岩崎 宰守 )
2004/05/10 11:50

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.