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日本IBMのブレードサーバー、Brocade/Cisco製スイッチを搭載可能に


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は5月26日、ブレードサーバー「IBM BladeCenter」のオプションとして、米Brocade Communications Systems(以下、Brocade)のファイバチャネルスイッチと、米Cisco SystemsのEthernetスイッチを、両社との共同開発によって提供すると発表した。これらの製品はブレードサーバーのシャーシ背面に格納され、シャーシ内のサーバーブレードとケーブル類を使用することなく接続できるという。

 今回提供されるファイバチャネルスイッチは、2台までのSANスイッチに接続できる「BladeCenter Brocade Entry SAN スイッチ・モジュール」と、239台までのスイッチに接続できる「BladeCenter Brocade Enterprise SAN スイッチ・モジュール」の2製品。これらはBrocadeの「SilkWorm 3900」相当のスイッチ機能を持つとのことで、IBMの「IBM TotalStorage SANスイッチファミリー」とも互換性があるという。IBMダイレクト価格は、それぞれ2,079,000円、2,604,000円。

 一方、「BladeCenter Cisco Gb E スイッチ・モジュール」を利用すると、インテリジェントGigabit Ethernetスイッチをブレードサーバーに付加できる。同製品は1台のBladeCenterに最大で4台まで格納でき、ネットワークリソース、トラフィックパターン、回線容量に応じて、最大250のVLANを異なったユーザーに割り当てられるとのこと。IBMダイレクトでの販売価格は、714,000円。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  米Brocade Communications Systems(英語)
  http://www.brocade.com/
  米Cisco Systems(英語)
  http://www.cisco.com/
  プレスリリース
  http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2004/05261

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  ・ 米IBM、ブレードサーバーにBrocadeのファイバスイッチを統合(2004/05/12)


( 石井 一志 )
2004/05/26 20:15

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