株式会社日立製作所(以下、日立)は6月10日、企業向けノートPC「FLORA 220W」「同270Wスリムモデル」と省スペース型デスクトップPC「FLORA 310W/330W」の新モデルを、同日より順次販売開始すると発表した。全モデルともBTOに対応するほか、3年間保守が標準で付属しており、出張修理のオプションも用意されている。また、FLORA 270Wの現行モデルについて、最大10%の値下げを行うことも同時に発表された。
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FLORA 220W
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FLORA 270W
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FRORA 310W
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今回発表された製品のうち、2スピンドルモバイルノートPCのFLORA 220には、Pentium M 1.60GHzもしくはCeleron M 320(1.3GHz)を搭載する新モデルが投入される。基本モデルは、メモリ256MB、30GB HDD、WXGA(1,280×800ドット)表示可能な12.1型液晶、100Base-TX/10Base-Tインターフェイス×1、CD-ROM、Windows XP Professionalといった構成で、Pentium Mモデルが227,850円から、Celeron Mモデルが211,050円から。
BTOでは、Windows 2000 Professionalへの変更や、メモリ/HDDの増量、光学ドライブの書込型DVDドライブへの変更、IEEE 802.11b/g無線LANの追加などが行える。サイズは296.8×215×29.3~38.5(W×D×H)mm、重量は1.81kg。バッテリ駆動時間は、Pentium Mモデルで最大2.97時間。
A4サイズのスリム型2スピンドルノートPCのFLORA 270Wスリムモデルにも、同じくPentium M 1.60GHz、Celeron M 320(1.3GHz)の新モデルが発売となる。基本モデルは、メモリ256MB、HDD 30GB、XGA(1,024×768ドット)表示可能な15型液晶、100Base-TX/10Base-Tインターフェイス×1、CD-ROM、Windows XP Professionalなどの構成で、Pentium Mモデルが236,250円から、Celeron Mモデルが219,450円から。
BTOメニューには、Windows 2000 Professionalへの変更や、メモリ/HDDの増量、光学ドライブのCD-R&DVD-ROMドライブへの変更、IEEE 802.11b無線LANの追加などが行える。サイズは330×281×33.2~36.7(W×D×H)mm、重量は2.8kg。最大2時間までのバッテリ駆動に対応する。
FLORA 310Wは、XGA(1,024×768ドット)表示可能な15型液晶とPC本体が一体になったもので、FLORA 330Wは一般的な形状の省スペース型デスクトップPC。今回、両製品にはPentium 4 2.80A/3E GHzモデルと、Celeron 2.40GHzモデルが追加になった。基本モデルのスペックはほぼ共通で、メモリ256MB、HDD 40GB、Gigabit Ethernet×1、100Base-TX/10Base-Tインターフェイス×1、CD-ROM、Windows XP Professional(330WのCeleronモデルのみWindows XP Home)といった構成になる。価格は、310Wが175,350円から、330Wが95,550円から。
なお今回発売になった新モデルでは、220W/310W/330Wの各製品でOffice Standard Edition 2003/Professional Edition 2003のプリインストールオプションが用意されるほか、270Wスリムモデル/310W/330Wの3製品では、日立の資産管理・配布管理ソフトウェア「JP1/NETM/DM Client FLORA Edition」を標準装備し、JP1との連携によって資産情報やシステム状態監視、ソフトウェア配布などの一元化が可能になるとのこと。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
プレスリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/06/0610.html
( 石井 一志 )
2004/06/10 18:06
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