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日本HP、迅速・安価なSAN導入を可能にするストレージ新製品


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は、ミッドレンジディスクアレイストレージ「HP StorageWorks EVA3000」(以下、EVA3000)を利用したSAN導入セット3モデルと、エントリ向けのSAN構築製品「HP StorageWorks Modular Smart Array 1500 エンクロージャバンドルモデル」(以下、MSA1500エンクロージャバンドルモデル)を、8月上旬より順次発売する。価格は、EVA3000シリーズが207万9000円から、MSA1500エンクロージャバンドルモデルが123万9000円から。

 EVA3000をベースに新たに発売される製品は、ディスクアレイとコントローラをあらかじめ組み込み、SAN構築に必要なコンポーネントをそろえて提供するもの。3モデルのうち最小構成の「EVA3000 モデル2C1D-C」は、FC RAIDコントローラ2台、ディスクエンクロージャ1台が含まれており、ストレージ管理の効率性を高めたい中堅企業などに最適なモデルという。
 
 このほか、FC RAIDコントローラ2台とディスクエンクロージャ2台に、今回同時に発表された250GB FATA(Fibre Attached Technology Adapted) HDDを8基組み合わせた「EVA3000 モデル2C2D-C 8x250GB FATAパッケージ」、同じく新製品の300GB FC対応HDD(10,000rpm)を8基セットにした「EVA3000 モデル2C2D-C 8x300GB FC 10kパッケージ」が用意される。

 これらの新HDDは、既存のEVAシリーズ向けに単体でも販売されるとのことで、価格は250GB FATA HDDが19万7400円、300GB HDDが52万2900円。なおEVAシリーズでは、1台のディスクエンクロージャ上で、FC対応HDDとFATA HDDの混在をサポートする。日本HPでは、これらのHDDやEVA3000の新モデルを採用することで、システム導入時のハードウェア費用を最大30%削減可能としている。

 今回発表されたもう一方のMSA1500エンクロージャバンドルモデルは、外部ストレージ用コントローラ「HP StorageWorks MSA1500cs」に、シリアルATA対応のディスクエンクロージャ「MSA20」もしくはUltra 320 SCSI対応のディスクエンクロージャ「MSA30」をバンドルした製品。個別の購入時と比べ、最大14%安価に提供されるという。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  プレスリリース
  http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2004/fy04-139.html


( 石井 一志 )
2004/07/15 17:08

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