インテル株式会社は8月2日、64ビット拡張技術(EM64T)対応のXeonを搭載するサーバー向け新プラットフォームを発表した。
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サーバー向け新プラットフォームの特徴
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今回発表された新プラットフォームは、6月に発表されたEM64T対応Xeon 3.60GHzをベースとし、E7520(開発コード名:Lindenhurst)、またはE7320(開発コード名:LindenhurstVS)チップセット、およびIOP332 I/Oプロセッサ(開発コードネーム:Dobson)を搭載、DDR2-400メモリや800MHzシステムバスとPCI Expressに対応した。なお、E7520とE7320の違いについて同社は「(E7320は)より少ないI/Oポート数を必要とするアプリケーション向け」としている。
同社ではこれらにより最大54%のパフォーマンスを向上したほか、DDR2-400メモリの採用により消費電力を最大40%削減したとのこと。
チップセット・I/Oプロセッサの1,000個受注時の単価は、E7520が9,400円、E7320が7,840円、IOP332が9,180円。
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エンタープライズ&ネットワークソリューションズ本部本部長 町田栄作氏
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エンタープライズ&ネットワークソリューションズ本部本部長の町田栄作氏は「フロントエンドからミッドレンジのサーバーにおいて、32ビット資産を継承する一方で64ビットを必要とするエリアが広がっている」と、32/64ビット両対応の新プラットフォームへのニーズが高まっていることを説明した。
また、2002年から2004年初旬までにXeonを搭載したサーバーが約960万台出荷されたことや、2003年末よりチップ製造プロセスを130nmから90nmに移行したことで生産能力が2.4倍に向上したことを挙げ、今後も「フル64ビット互換のItanium 2」と併売でXeonのサーバー事業を継続していく考えを示した。
■ URL
インテル株式会社
http://www.intel.co.jp/
プレスリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2004/040802a.htm
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( 朝夷 剛士 )
2004/08/02 15:29
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