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富士通、スキャナ/無線LANを装備したPDAタイプのハンディターミナル


MultiPad
 富士通株式会社は、バーコード読取用のレーザースキャナと無線LANを標準装備し、さらに耐環境性を向上させたPDAタイプのハンディターミナル「MultiPad」を8月2日より発売、8月31日より出荷する。価格はオープン。

 MultiPadは、CPUにIntel PXA255 400MHz、OSにはWindows CE.NET 4.2を採用したPDAタイプのハンディターミナル。320×240ドットQVGA表示可能な3.5型TFT液晶と、RAM 64MB、ROM 64MBのメモリを備える。

 サイズは幅75mm×奥行き160mm×高さ19mm(最大突起部含まず)で、重量は280g(バッテリー含む)。従来製品のTeamPad300と比較して約20%小型・軽量化されている。駆動時間は標準バッテリー使用時で約6時間(JEITA標準モード測定時で約9時間)、オプションの高容量バッテリー使用時で約12時間(JEITA標準モード測定時で約18時間)となる。

 インターフェイスはIEEE 802.11b、Bluetooth、USB、CFカード、miniSDカードを備え、標準装備のレーザースキャナは、読取幅を2種類から選択でき、読取幅を狭くすることでバーコード隣接時の読取精度が向上する。またバイブレーション機能により、バックヤードや倉庫など暗い場所での業務効率も向上している。

 このほかプログラム変更をサーバーに問い合わせて自動更新するリモートメンテナンス機能により、運用コストが軽減されている。

 同社では、高い防滴性、耐衝撃性、バッテリーの高持続性を備えることから、従来の流通分野以外の幅広い業種業態での活用も想定しており、2006年度末までに80,000台の販売を目標としている。

 なお同社では発注、売価確認・変更、倉庫内支援などの関連業務パッケージもあわせて提供している。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/08/2.html

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( 岩崎 宰守 )
2004/08/02 20:10

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