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日本HP、EM64T対応Pentium 4ワークステーションと、Linux導入支援モデル


EM64T対応Pentium 4を搭載したHP Workstation xw4200
 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は、ワークステーション「HP Workstation xw」シリーズとして、EM64T対応Pentium 4搭載の「xw4200」を8月3日より発売する。また各モデルに「Linuxインストール支援ツール」を標準添付した「Linux Enableモデル」を追加して8月10日より提供する。

 xw4200は、インテルの64ビットメモリ拡張技術であるEM64Tに対応したFSB 800MHzのPentium 4 3.40/3.60GHzと、EM64T非対応のPentium 4 3GHzを搭載するワークステーション。HDDは80/160/250GBのシリアルATAもしくは36/73GBのU320 SCSIを選択できる。

 チップセットは925X Expressを採用しており、デュアルチャネルによる高速メモリアクセスが可能だ。メモリはDDR2 533MHz SDRAMを256MB~4GBまで搭載できる。またオンボードでGigabit Ethernetを搭載している。

 グラフィックスカードはNVIDIA Quadro NVS 280 PCI、NVIDIA Quadro NVS 280 PCI 64MB、NVIDIA Quadro NVS 280 PCI Express 64MB、NVIDIA Quadro FX 330 PCI Express 64MB、ATI FireGL V3100 PCI Express 128MB、NVIDIA Quadro FX 1300 PCI Express 128MBから選択できる。

 OSはWindows XP Pro SP1aがプリインストールされており、価格は最小構成で181,440円から。

 Linux Enableモデルは、ワークステーションに複数のLinux OSのバージョンに対応する「Linuxインストール支援ツール」を標準添付したモデルで、HP Directplusのみで提供される。これまでxw4100、xw6000、xw8000の各シリーズでは提供されており、今回新たに発売するxw4200に加え、xw6200、xw8200でも新たに提供が開始される。

 価格はxw4200のモデルが139,440円から、xw8200のモデルが232,575円から。

 Linuxインストール支援ツールは、OSのアップデートやバグフィックスであるErrataおよび日本HPが事前に確認した各種ドライバをまとめたもの。Linux EnableモデルにはLinux OSそのものは含まれないため、使用目的にあわせて自由に選択できる。

 対応するLinux OSは、Red Hat Linux 7.2/7.3およびRed Hat Enterprise Linux WS version 3 Update2 x86(32ビット版)、EM64T(64ビット版)。



URL
  日本ヒューレット・パッカード株式会社
  http://www.hp.com/jp/
  ニュースリリース
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2004/fy04-150.html
  HP Workstation
  http://h50146.www5.hp.com/products/workstations/
  HP Workstation xw4200
  http://h50146.www5.hp.com/products/workstations/personal_ws/xw4200/

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( 岩崎 宰守 )
2004/08/03 20:37

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