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サン、Opteron搭載サーバーなど新モデルを発表－「x86もSolaris」 |
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サン・マイクロシステムズ株式会社（以下、サン）は8月18日、Opteronを搭載したIAサーバー「Sun Fire V40z（以下、V40z）」と、ワークステーション「Sun Java Workstation W1100z（以下、W1100z）」「Sun Java Workstation W2100z（以下、W2100z）」を発表、同日より販売を開始した。出荷開始はいずれも8月下旬から。
W1100zはOpteron 100シリーズ（1.8～2.4GHz）を1基、W2100zはOpteron 200シリーズ（2.0～2.4GHz）を最大2基搭載するタワー型ワークステーション。メモリは1CPUあたり8GB、HDDは160GBまで搭載可能。SPEC_fp2000など各種ベンチマークでEM64T搭載Xeonを搭載した他社製品を上回るパフォーマンスを記録したという。価格はW1100zが26万3000円から、W2100zが62万円から（いずれもOS別売・税別）。 新製品はいずれもOSにx86プラットホーム対応版のSolaris 9、Red Hat Enterprise Linux、SUSE LINUX Enterpriseの32/64ビット版がサポートされるほか、Microsoft Windows Hardware Qualification List（WHQL）認定を取得しており、Windowsの稼働も可能としている（サポート対象外）。 ■ x86プラットフォームでもSolarisを中心に展開
ただし現状でユーザーが利用できるx86対応版Solaris 9は64ビットに対応せず、新バージョンは「2004年後半に出荷予定のSolaris 10と同じタイミングで発表する」としている。また海外でいくつか実績があるものの、国内ではそうした発表がないなど、たとえUNIXのSolarisユーザーがx86プラットフォームに乗り換えるとしても手を出しにくいのが現状だ。末次氏も「64ビット対応版まではLinuxでの利用が中心となるだろう」と認めており、x86版Solarisの本格的な展開は64ビット対応以降となりそうだ。「Solarisには確実なアドバンテージがあり来年以降はシフトが進むだろう」と末次氏は自信を示す。 サンはx86プラットフォームについて「すでに主軸として取り組んでいる」としており、8月には同社内で「x86推進プロジェクト」を発足、Microsoftとの提携も生かしながらアプリケーション開発や移行・導入支援を行うという。またx86のIAサーバー市場でも「2～3年の間にトップシェアレベルに食い込みたい」と意気込む。少なくとも1度に大量の処理を同時に行うCMT（Chip MultiThreading）に対応する同社の“本命”のCPU（コードネーム：Rock/Niagara）のリリースまではx86プラットフォームが同社の戦略上重要な位置づけとなる。 ■ ＵＲＬ サン・マイクロシステムズ株式会社 http://jp.sun.com/ プレスリリース http://jp.sun.com/company/Press/release/2004/0818_1.html ■ 関連記事 ・ サン、UltraSPARC IVを搭載したエンタープライズサーバーを発売（2004/02/16）
（ 朝夷 剛士 ）
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