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オムロン、常時インバータ給電方式を採用した小型UPS


BU50XS
 オムロン株式会社は、常時インバータ給電方式の無停電電源装置(UPS)のラインアップを拡充し、「BU50XS」を8月28日に販売開始すると発表した。出力容量は500VA/350Wで、これまで同社が提供してきた「BU75XS」「BU100XS」の下位レンジを補完する製品となる。価格は88,200円。

 BU50XSでは、常に出力側に安定した電力を供給する、常時インバータ給電方式を採用しており、停電時にも瞬断が発生しない無瞬断出力を実現しているという。このため同社では、工場のような電源電圧の変動が激しい場所での使用や、出力電圧の安定性を求める精密機器の保護に最適としている。

 バッテリは、期待寿命4~5年の長寿命バッテリを搭載。UPS本体とバッテリ双方に3年保証が標準で付属しているため、正常な使用をしていても保証期間内にバッテリが劣化した場合は、無償で交換が受けられるという。バッテリの交換はユーザー側で可能だ。

 また、ネットワーク対応の自動シャットダウンソフト「PA」を標準添付したほか、同社製UPSの制御用ライブラリソフト「UPSライブラリ」を、9月中旬から無償でダウンロード提供する予定。これを利用することで、ユーザーが利用している独自アプリケーションから、UPSをコントロールできるようになるとのこと。

 インターフェイスは、出力コンセント×6、PC接続用シリアルポート×1。PAはWindows Server 2003/XP/2000/Me/98/95とLinuxに対応する。

 オムロンでは、月間300台の販売を目標としている。



URL
  オムロン株式会社
  http://www.omron.co.jp/index2.html


( 石井 一志 )
2004/08/23 14:45

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