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日立、柔軟なシステム変更が可能な新プラットフォーム製品
株式会社日立製作所は9月1日、サーバー、ストレージ、ネットワーク、システム管理ソフトウェアを一体化した「BladeSymphony」の販売を開始すると発表した。
BladeSymphonyは、同社のサービスプラットフォームコンセプト「Harmonious Computing」に基づき開発されたプラットフォーム製品。ブレード仕様のサーバー部、ストレージ部、ネットワーク部とオペレーティングシステム、システム管理ソフトウェアを、ユーザーの要件に合わせて選択し、一つの筐体に収容できる。新たに開発されたシステム管理ソフトウェア「BladeSymphony Manage Suite」により、すべてのハードウェアを統合運用できるため、システム構築を容易にし状況に応じた柔軟で迅速なシステム変更が可能とのこと。
サーバーモジュールでは、XeonおよびItanium 2に対応。Itanium 2搭載モジュールの場合、最大8WayのSMP構成として利用できるなど、スケールアウトだけでなくスケールアップによるシステム性能の向上にも対応している。また、ファイバーチャネルにも対応していることから、フロント業務からバックエンド業務まで幅広く利用できる。なおOSには、Windows Server 2003、Red Hat Enterprise Linux AS 3を採用している。
価格は、部門システム向け構成の場合、サーバーシャーシ、IA-32サーバーモジュール(OS含む)×2、スイッチ&マネジメントモジュール、16Uハーフラックキャビネット、BladeSymphony Manage Suiteという構成で417万円から。
同社では、今後2年間でBladeSymphony関連システム事業として1000億円の売上を目標としている。なお、今回の製品をプラットフォーム事業の基幹製品と位置付け、海外市場も視野に入れたグローバルな事業展開を行うとのこと。
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URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
プレスリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/09/0901.html
( 福浦 一広 )
2004/09/01 16:21
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