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日本IBM、iSCSIに対応したストレージ製品のエントリーモデルなどを発表


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、「IBM TotalStorage DS(Disk Systems)ファミリー」の新製品として、iSCSIに対応する「IBM TotalStorage DS300」とファイバチャネル対応の「IBM TotalStorage DS400」を10月14日より出荷する。

 IBM TotalStorage DS300は、既存のGigabit Ethernetネットワークを用いてSANを構築できるエントリー向けのiSCSIストレージシステム。DAS環境でも利用が可能となっている。またGigabit Ethernetを3ポート備え、デュアルコントローラーの採用とあわせて冗長性を確保している。価格は472,500円から。

 IBM TotalStorage DS400は、2GB FCポートを2つ備えたファイバーチャネル対応のストレージシステム。DAS、SANいずれの環境でも利用できる。価格は787,500円から。

 両製品とも3Uサイズの筐体に、最大14個のUltra320 SCSIドライブをホットスワップ接続でき、RAID管理ツールが標準で添付する。

 このほか日本IBMでは、遠隔地へのデータコピーが可能となるリモートミラーリング機能を強化したストレージ管理ソフトウェアの最新版「DS4000 Storage Manager V9.10」を9月8日より提供する。従来のメトロミラー(同期ミラー機能)に加え、データを非同期でミラーリングする「グローバルミラー/コピー」が利用可能となっており、遠隔地のデータセンターに本番データをコピーするディザスタリカバリに活用できる。

 なお日本IBMでは、今回の製品発表にあわせ、ストレージ製品のミッドレンジモデル「IBM TotalStorage FAStTストレージ・ファミリー」を「IBM DS4000ミッドレンジ・ディスク・システム・ファミリー」に改称し、エントリーレベルから大企業向けストレージシステムまでを「IBM TotalStorage DSファミリー」に統合する。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2004/09081


( 岩崎 宰守 )
2004/09/08 19:15

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