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ビジュアルテクノロジー、世界初のOpteron搭載8Wayサーバー |
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VT64 Opteron Server 8000は、AMD Opteron搭載の8Wayサーバーとしては世界初の製品。これまで同社では、サーバー用マザーボードの生産を台湾Tyanに委託していたが、今回のサーバー製品では、初めて自社開発したマザーボードを採用している。 マザーボードは、CPUを2基、メモリを8枚（16GB）まで搭載できるドータカードを4枚搭載できるメインボード部分と、AGP×1、64bit 133MHz PCI×4、オンボードU320 SCSI、Gigabit Ethernet×2などからなるI/Oボード部分に分かれており、将来的にはI/O部分のみをPCI Express対応に入れ替えることも可能になる予定。チップセットにはAMD 8111＋8131＋8151を、メモリにはDDR PC2700を採用しており、最大64GBまで拡張できる。
電源は、ドータカード1枚ごとに2台ずつ搭載する冗長構成となっており、さらにI/Oボードの2台をあわせて計10台を搭載している。また空冷ファンも1枚のドータカードに対して2つ搭載し、本体全面に6基搭載できるHDDとあわせて、いずれもホットスワップが可能となっている。
これまでの国公立・学術・民間の研究機関への提供では、2005年度に約2.5億円の売上を見込んでいるが、「信頼性を高めたことで、データベースやアプリケーションサーバーに利用されている企業のSMPミッドレンジサーバーや中規模クラスタとしての販売を拡大していきたい」という。すでに数社のSIパートナーとの話し合いも進んでいるとのことだ。 製品の標準OSは「Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9」となるが、AMD64に対応する「Windows Server 2003 Enterprise Edition for 64-Bit Extended Systems」のベータ版もバンドルされる。「ユーザーにとってはCPU数よりも計算が何分で終わるのかが大事。Windowsになるだけで、ユーザーの規模は10倍に広がる手ごたえがある」とした。また来年以降は2004年末から2005年にかけて販売予定のHPC版Windowsにあわせて機能を強化するほか、16Wayサーバーの開発も進めるという。そして将来的には「32Way、64Wayも可能だと思っている」と見通しを語った。 ■ ＵＲＬ ビジュアルテクノロジー株式会社 http://www.v-t.jp/ プレスリリース http://www.v-t.jp/news/press/040910/1.html ■ 関連記事 ・ ビジュアルテクノロジー、128万円のOpteron搭載4Wayワークステーション（2004/02/06）
（ 岩崎 宰守 ）
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