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日立情報、RFIDを用いた資産管理/来場者管理システム


 株式会社日立情報システムズ(以下、日立情報)と日立キャピタル株式会社は9月13日、日立情報が開発したRFIDを利用するアプリケーションパッケージ2製品を、10月より共同で販売すると発表した。今回両社が発表した製品は、備品管理システム「Chipin/Fixture」と、セミナー来場者管理システム「Chipin/Seminar」で、ライセンス価格はそれぞれ300万円から、35万円から。

 Chipin/Fixtureは、IT資産をはじめとする備品類にRFIDを貼り付けることにより、資産管理台帳との正確な「ひも付け」を実現する製品。備品や資産の管理に必要な、登録、移管、廃棄、棚卸し、といった基本機能に加え、ほかのRFIDソリューションとの連携に必要な、ユーザー認証機能も持つ。また、ERPなどの基幹システムを利用してすでに資産管理を行っている場合でも、CSV形式でデータの受け渡しが行えるため、再度台帳を作成する必要はないという。

 Chipin/Seminarは、1000名程度までの中小規模セミナー、展示会向けの受付システム。受講者・来場者にRFID付きのパスを発行することにより、スピーディな受付が可能になる。さらに、顧客の到着を担当営業員の携帯電話にメールで通知する機能、パスをかざすだけで資料請求を行う機能などを装備。加えて、会場内をいくつかのコーナーに分けてリーダーを設置することで、来場者の行動を分析できる機能も備えているとのこと。

 日立情報では、多数のノートPCを保有する企業や、プライベートセミナー、展示会などを開催する企業に向けてこれらの販売を展開するほか、日立キャピタルのファイナンスサービスをあわせて提供するとしている。



URL
  株式会社日立情報システムズ
  http://www.hitachijoho.com/
  日立キャピタル株式会社
  http://www.hitachi-capital.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.hitachijoho.com/NR/2004/040913.html


( 石井 一志 )
2004/09/13 17:29

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