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日本IBM、セキュリティチップを搭載したデスクトップPCのエントリーモデル


ThinkCentre A51
 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、ビジネス向けデスクトップPCのエントリーモデル「ThinkCentre A51」6製品を、10月20日より出荷開始する。同製品では、より上位の製品にのみ搭載されていたセキュリティチップを全モデルで採用したほか、Windows XP Professional SP2がプリインストールされており、セキュリティ機能が強化された。IBMダイレクト価格は13万6500円より。

 ThinkCentre A51は省スペースタイプのデスクトップPCで、従来より提供されている「ThinkCentre A50」の上位製品にあたり、ハードウェア性能が強化されている。さらに今回は、より上位の「ThinkCentre A51p」などで採用されていた暗号処理専門のマイクロプロセッサ、「セキュリティー・チップ」を新たに搭載。HDDそのものにパスワードをかける「ハードディスク・パスワード」機能とあわせて利用することにより、不正なPCデータの移行、ハードウェアの改ざんを防止できるという。

 チップセットにはインテル915G Expressを採用しており、基本モデルには、HT対応Pentium 4 540(3.2GHz)、512MB PC3200 DDRメモリ、80GB シリアルATA HDD(7,200rpm)を搭載する製品と、HT対応Pentium 4 530(3.0GHz)、256MB PC3200 DDRメモリ、40GB シリアルATA HDD(7,200rpm)を搭載する製品が用意された。これらはともに、Gigabit Ethernet、CD-ROM、3モードFDDを標準で備えている。

 このほか、上記スペックの両基本モデルに、Office Personal Edition 2003をプリインストールしたモデル、もしくはCD-ROMをCD-RW/DVD-ROMに変更したモデルがバリエーションとして用意されている。なお、モニタは全モデルともオプション。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2004/10191

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( 石井 一志 )
2004/10/19 11:38

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