ソニー株式会社は11月2日、テープストレージ規格「AIT(Advanced Intelligent Tape)」の記録容量と転送速度を向上させた新規格「AIT Turbo」を発表した。現在同社が発表しているAIT Turboの規格は、AIT-1をベースとしたAIT-1 Turboと、AIT-2をベースにしたAIT-2 Turboの2つがあり、それぞれに対応したテープドライブ計6製品とテープカートリッジを、11月より順次販売開始する。
発売を予定している製品のうちAIT-1 Turboのドライブでは、転送速度をAIT-1の最大4MB/秒から6MB/秒へ、テープ1巻あたりの記憶容量を最大35GBから40GB(ともに非圧縮時)へ向上させたほか、AIT-1との互換性も維持しているという。ラインアップには、SCSIインターフェイスの外付けモデル「AITE100T」、同内蔵モデル「AITE100T」と、IDEインターフェイスの内蔵モデル「AITE100T-A」が用意された。価格は、AITE100Tが199,500円、それ以外がオープンで、11月より販売開始される。
一方、AIT-2 Turboのドライブでは、転送速度がAIT-2の最大6MB/秒から12MB/秒へ、記憶容量が最大50GBから80GB(ともに非圧縮時)へ向上したほか、AIT-1/2に加え、AIT-1 Turboのデータカートリッジに読み書き可能という。ラインアップにはAIT-1 Turboと同様の3製品が用意されており、価格は262,500円から。発売は2005年2月を予定している。
■ URL
ソニー株式会社
http://www.sony.jp/
データストレージ
http://www.sony.jp/products/Professional/DataArchive/
新製品情報
http://www.sony.jp/products/Professional/DataArchive/news/newturbo.html
( 石井 一志 )
2004/11/02 18:22
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