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HP Integrityサーバ rx4640-8
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日本ヒューレット・パッカード株式会社は11月9日、同日インテル株式会社が発表したItanium 2の最新版を搭載した「HP Integrityサーバ」6製品を発表した。
今回発表された製品には、同日発表された9MBのL3キャッシュ搭載、動作クロックを引き上げたItanium 2の最新版を搭載。また、従来のItanium 2やItanium 2 2枚を1枚のカード上に載せたHP mx2デュアルプロセッサモジュール(以下、HP mx2)を搭載したIntegrityサーバと完全な互換性を持つため、現在の環境を変更することなくシステムへの追加が可能としている。
エントリーモデルの「rx1620-2」は、CPUにItanium 2 1.3GHz/1.6GHz 3MB L3キャッシュを最大2基搭載可能な1Uサーバー。「rx2620-2」は、CPUにItanium 2 1.3GHz/1.6GHz 3MB L3キャッシュおよび1.6GHz 6MB L3キャッシュを最大2基搭載可能な2Uサーバー。「rx4640-8」は、CPUにItanium 2 1.5GHz 4MB L3キャッシュ/1.6GHz 6MB L3キャッシュ/1.6GHz 9MB L3キャッシュおよびHP mx2デュアルプロセッサモジュール(Itanium 2 1.1GHz 32MB L4キャッシュ)を最大4基(HP mx2は最大8基)搭載可能な4Uサーバー。
ミッドレンジモデルの「rx7620-16」「rx8620-32」、ハイエンドモデルの「Superdome」では、セルに分けてプロセッサを搭載するセルボードアーキテクチャが採用されているため、サーバーの筐体内を複数の物理パーティションに分けることが可能。これにより、個々のパーティションで別々のOSを実行したり、既存のItanium 2やHP mx2と筐体内で混在させることができる。
価格は、rx1620-1-1(Itanium 2 1.3GHz/3MB×1、512MBメモリ、36GB HDD)が49万1400円、rx1620-2-1(Itanium 2 1.3GHz/3MB×2、2GBメモリ、73GB HDD)が98万2800円、rx2620-1-1(Itanium 2 1.3GHz/3MB×1、1GBメモリ、36GB HDD)が77万9100円、rx2620-2-1(Itanium 2 1.3GHz/3MB×2、2GBメモリ、36GB HDD×2)が131万2500円、rx4620-1-2(Itanium 2 1.5GHz/4MB×1、2GBメモリ、73GB HDD)が262万5000円、rx4620-2-2(Itanium 2 1.5GHz/4MB×2、4GBメモリ、73GB HDD×2)が362万2500円。ミッドレンジモデルの「rx7620-16」「rx8620-32」、ハイエンドモデルの「Superdome」は個別見積もり。
なお同社では、エントリーモデルの「rx1620-2」および「rx2620-2」にBEA WebLogic Expressライセンスと24時間365日の保守サポートをバンドルした製品を同日より2005年3月末までの期間限定で提供することもあわせて発表した。価格は、rx1620-2(1.3GHz/3MB×1、1.5GBメモリ、36GB HDD)、BEA WebLogic Express 8.1J、ハードウェア、OS、WebLogic Expressの24時間365日の保守サポートで141万7500円。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-004.html
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( 福浦 一広 )
2004/11/09 17:05
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