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TX7シリーズ(左よりi6010、i6510、i9010/i9510)
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Express5800/1020Ba
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日本電気株式会社は11月9日、同日インテル株式会社より発表されたItanium 2の最新版を搭載したスカラサーバー「TX7シリーズ」4機種、およびブレードサーバー「Express5800/1020Ba」を発表した。
TX7シリーズは、電気回路設計用CAD、分子化学、構造解析、機械設計、流体解析などを中心とする科学技術計算分野向けの高性能サーバー製品。最新のItanium 2(1.6GHz、9MB L3キャッシュ)を最大16個搭載可能となっている。今回、従来モデルに比べてプロセッサの実装密度を最大2倍に高めることが可能なラックマウント型の「TX7/i6510」を新たにラインアップに追加。あわせて、独立筺体でItanium 2を最大32個搭載可能な「TX7/i9510」、最大16個搭載可能な「TX7/i9010」、ラックマウントで最大8個搭載可能な「TX7/i6010」の製品強化が行われている。対応OSは、LinuxとHP-UX 11iV2。
Express5800/1020Baは、最新のItanium 2(1.6GHz、9MB L3キャッシュ)を最大2個搭載可能なブレードサーバー。ブレードサーバー間の接続に最大10Gbpsの通信が可能な高速インターコネクトInfiniBandを採用することで、多数のノードを使用する並列計算用途に最適としている。また、標準19インチラック筐体2台(2CPU搭載のブレードサーバーを72台収納)で論理ピーク性能921.6ギガフロップスを実現するなど、省スペース、高効率な科学技術演算用システムを構築することができるとしている。対応OSはLinux。
価格は、TX7/i6010が799万円、TX7/i6510が1229万円、TX7/i9010が2220万円、TX7/i9510が3585万円、Express5800/1020Baが185万円。出荷開始は12月末。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0411/0901.html
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( 福浦 一広 )
2004/11/09 17:06
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