株式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズは、IPv6を用いたビルディングオートメーションシステム(以下、IPv6BAS)を11月16日より提供すると発表した。
ビルディングオートメーションシステム(BAS)は、建物設備(空調・電気・防災・防犯設備等)を統合的に制御・管理することで、快適な環境づくりと建物施設運営の効率化・ランニングコストの低減を図るシステム。これまでに導入されているBASは、通信方式等の違いから、空調・電気・防災・防犯設備などの建築設備ごとや、電話システムやLANなどの情報通信設備ごとに構築されていたため、信号変換装置を介して連携を行う必要があった。今回発表されたIPv6BASでは、オープンプロトコルであるIPv6等を用いて信号変換装置を極力なくし、各システムを光配線で統合したもので、これによりコスト削減とスペースの削減を図ることができるとしている。
特長として、BAS本来の建物設備(空調・電気・防災・防犯設備等)を統合監視・制御する機能に加えて、業務用システムや通信用システムとの連動により、会議室の予約スケジュールにあわせて自動的に証明や空調のオンオフを行ったり、外出先から設備状況のデータを確認したりすることが可能とのこと。
価格は個別見積もり。同社では、2005年度に20億円、2007年度までに100億円の売上を目標としている。
■ URL
株式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ
http://www.ntt-f.co.jp/
プレスリリース
http://www.ntt-f.co.jp/news/h16-1115/index.html
( 福浦 一広 )
2004/11/15 16:43
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