ITX イー・グローバレッジ株式会社は11月17日、米Exanet Inc.の開発したNASソリューション「ExaStore EXシリーズ」を販売開始すると発表した。
ExaStore EXシリーズは、NAS OS「ExaStore 2.0」をインストールしたクラスタ構成のノードユニット(PC)と、ストレージサブシステムをパッケージ化した製品。2ノード構成の「EX200FC」に加え、4ノードの「EX400FC」と6ノードの「EX600FC」がラインアップされた。
各ノードはそれぞれ、Xeon 2.8GHz×2と、8GBメモリ、Gigabit Ethernet×4を搭載。シングルファイルシステムのもと、高い信頼性を持つ冗長化クラスタ構成を採用することによって、単一障害点を排除しているという。またストレージはFiber ChannelとSATA HDDの両RAIDアレイを利用でき、ディスク容量を無制限に拡張できるとのこと。
一方、ファイル共有はNFS/CIFS/AFPの各プロトコルに対応し、Windowsだけでなく、Mac OS 9、Mac OS X、UNIX/Linuxからの利用もサポート。どのプロトコルを使用していても、ディスクのスペースを管理するクォート機能、ディスク使用率の管理機能を使用できる。
なお同社では、ベンチマークテスト「SPEC SFS」において、6ノード構成のEX600FCが世界最速となる203,182OPS(Operation per Second)を記録したほか、連続読み込みベンチマークでも1.2GB/秒をマークしたとしている。
■ URL
ITX イー・グローバレッジ株式会社
http://www.e-globaledge.com/
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( 石井 一志 )
2004/11/17 15:25
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