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Net-Station Z:R C100
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株式会社サバンは、CDブートサーバー「Net-Stationシリーズ」のラインアップに、1Uラックマウント型の「Net-Station Z:Rシリーズ」2製品を追加すると発表した。用意されているのは、RAID 1構成が可能な「Net-Station Z:R C100」と、標準でRAID 5が構成された「Net-Station Z:R C500」の両モデルで、価格はそれぞれ20万7900円から、51万2400円から。
Net-Stationシリーズは、CD-ROMから起動してメモリ上で動作するタイプのサーバー製品で、OSには、Linuxベースの独自OS「Savant-Linux」を採用。サーバーの稼働に必要な基本設定は、OSとともにCD-ROMに書き込まれているため、サーバー構築の作業を軽減できるという。また、トラブルが起きた際には再起動を行うとすぐに初期段階への復帰を行えるほか、Webベースの設定変更ツールにより、稼働後の設定変更にも対応する。同社によれば、Net-Stationシリーズはこれまで、専任のIT担当者を持たない中小企業やSOHOを対象に販売されてきたが、中規模以上の企業からもこうしたサーバーへのニーズが高まってきたことから、今回は新たにNet-Station Z:Rシリーズを投入したという。
Net-Station Z:Rシリーズは、両モデルともCeleron 2.0GHzもしくはPentium 4 2.80GHzを1基搭載する、ラックマウント型サーバー。ともにカスタマイズに対応しているが、エントリモデルのNet-Station Z:R C100では512MBメモリ、80GB SATA HDD×1、CD-ROMドライブ×1、Gigabit Ethernet×2などを標準で搭載。HDDを1基増設すればRAID 1構成を取ることができる。またNet-Station Z:R C500は、標準で1GBメモリ、RAID 5構成の80GB SATA HDD×4、CD-ROMドライブ×1、Gigabit Ethernet×2を搭載している。
主な機能としては、両モデルとも基本的なファイル/プリンタサーバー機能に加え、Web/メール/FTP/DNS/プロキシといった各サーバー機能を備えている。また、独自のWebグループウェア「Info-Station」を標準で利用できるほか、ギデオン製の「アンチウイルス for Linux Qmail版」、ネオジャパン製のグループウェア「desknet's」などのオプション製品を組み込むことも可能とのこと。
■ URL
株式会社サバン
http://savant.jp/
Net-Stationシリーズ
http://savant.jp/products/merit01.html
( 石井 一志 )
2004/12/03 10:51
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