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デル、ブレードサーバーとSANにVMwareを組み合わせたサーバー統合ソリューション |
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デル株式会社は、11月発表のブレードサーバー「PowerEdge 1855」とストレージ「Dell|EMC CXシリーズ」に、仮想サーバーソフトウェアの次期バージョン「VMware ESX Server 2.5」と導入サービスを組み合わせたソリューションを2005年1月より提供する。
デルでも2年前よりPentium IIIを搭載したブレードサーバーを製品として提供していたが、これまであまりその販売を全面に打ち出してはいなかった。「この2年間は市場を分析していた」（デル株式会社 エンタープライズ事業部 エンタープライズ事業開発部 マネージャー 布谷恒和氏）とのことで、「これまでのブレードサーバーは1Uラックサーバーと比べ価格が高く、スペックや機能が劣っていた。また運用管理が特殊なため、他サーバーと別に管理する必要もあった」とした。 しかし2004年に入り、1Uラックサーバーとの比較で約30％密度を向上できるブレードサーバーの出荷は「サーバー統合の進むなかで、選択肢として考えざるを得なくなった」ことから増加に転じているという。デルでは「後発メーカーなため、これまでの問題をすべてクリアして発売した」Xeon搭載の2Wayブレード「PowerEdge 1855」を、エンクロージャまで含めて他社のブレードサーバーの半額近い300万円以下の低価格で提供している。 これを「1Uラックサーバーを6台以上導入する場合にコストメリットが出る」価格した多田氏は「ブレードサーバーはこれまで特種用途向けとみられてきたが、大量に1Uラックサーバーが導入されているケースなどでは、今までの認識とは変わってくる。今年後半から2005年にかけて、飛躍的に採用されると自信を持っている」と語った。 またIAサーバーは平均で8～15％のCPU稼働率とされており、多田氏は「残りのリソースを有効活用することが、データセンターの課題になっている」とした。今回VMwareをPowerEdge 1855とあわせて提供することで、この稼働率を60～80％に引き上げるとした。
またブートイメージについては、SANストレージ側でバックアップし、容易にリストアできるほか、ディザスタリカバリなどにも活用できる。 また運用管理ツールについても「すべてのサーバー製品で共通の運用管理を行える」OpenManageでの管理が可能だ。またMicrosoftのMOMをはじめとした他社の管理製品との連携モジュールも積極的に提供することで「標準技術によりベンダーロックインを回避し、他社サーバーも同じように管理できることを目指している」とした。 なおデルでは、2005年第1四半期よりエンクロージャ内蔵型のブロケードSANスイッチ、さらにひとつのブレードエンクロージャ内で、またエンクロージャをまたがってクラスタを構成できるシステムも提供の予定。 ■ ＵＲＬ デル株式会社 http://www.dell.com/jp/ ■ 関連記事 ・ デル、1シャーシに10基搭載可能なブレードサーバー（2004/11/16）
（ 岩崎 宰守 ）
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