株式会社日立製作所は12月15日、エンタープライズサーバ「AP7000」のラインアップ拡充と、同「AP8000E」シリーズ向けオプションの追加、専用OS「VOS3/LS」での機能強化を発表した。
AP7000では、これまでの最上位モデルと比べ約1.3倍のCPU性能で、入出力プロセッサ2台を標準装備した最上位モデル「AP7000/90A」と、ミッドレンジモデル「AP7000/40A」をラインアップに追加する。価格は、OSにVOSK/LSを搭載した場合、AP7000/40Aが3160万5000円から、AP7000/90Aが7491万7500円から。VOS1/LSを搭載の場合は、OSが別途月額課金となる。出荷は2005年3月15日から。
「AP8000E」シリーズ向けオプションは、ソフトウェアによるDES暗号化に比べ最高50倍程度の高速処理を行える「内蔵暗号機構」(31万5000円から)と、内蔵LANアダプタの最大搭載数を従来の倍となる64台にまで拡張する「ILA2搭載台数拡張機構」(4万2000円)が2005年4月より出荷される。
専用OS「VOS3/LS」での機能強化では、改ざん防止機能を追加したリレーショナルデータベース「XDM/RD E2」(37万8000円)が2005年1月24日より出荷される。また64ビットアーキテクチャの適用拡大により多重処理性能を向上したDCシステム「XDM/DCCM3」(27万7200円)が同7月より、仮想テープ機能「DMFVTLS」(15万7500円)が同10月より、ディスクアレイサブシステム「SANRISE Universal Storage Platform」と連携動作するディザスタリカバリ支援機能「VOS3/Business Continuity Manager」(18万9000円)が同12月より出荷の予定。
■ URL
株式会社日立製作所
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ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/12/1215.html
( 岩崎 宰守 )
2004/12/15 18:21
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