日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は12月20日、ハードウェアやソフトウェアを包括したブレードソリューションの新ブランド「HP Blade System」を発表し、あわせてブレードサーバー「HP ProLiant BL」に対応する統合管理ソフトウェアの最新版「HP Systems Insight Manager Ver4.2(以下、SIM)」と、有償プラグイン2製品「HP ProLiant Essentials:Virtual Machine Management Pack」、「HP ProLiant Essentials:Performance Management Pack 3.1」を12月下旬より順次出荷する。
HP Blade Systemは、ブレードサーバー「HP ProLiant BL」をベースに、仮想化技術や管理ソフトウェアにより、アダプティブエンタープライズ戦略を具現化する重要なソリューションと同社では位置づけ、TV-CMを含む積極的な販売促進活動を2005年1月より展開するという。
SIMは、HPサーバプラットフォームの統合管理ソフトウェアで、Webブラウザ上からすべてのブレードシステムを集中管理できるもの。HP ProLiantサーバーに標準添付されるほか、既存ユーザー向けには12月下旬よりWebダウンロード提供が行われる。最新版では、既存の管理機能に加えてブレードシステム用の管理画面が新たに追加された。
Virtual Machine Management PackはSIMのプラグインとして動作し、ブレード上で稼働するMicrosoft Virtual ServerやVMwareといった仮想マシンソフトウェアの仮想環境に対して、起動や停止といった操作をSIMから制御できるもの。価格は52,500円で、1月中旬より出荷される。
Performance Management Pack 3.1は、SIM上で複数システムのハードウェアボトルネックの検出と分析を行うモジュール。新バージョンでは監視対象としてLinux稼働サーバーの監視をサポートした。価格は12,600円で、12月下旬より出荷される。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
プレスリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-021.html
HP Blade System
http://h50146.www5.hp.com/products/servers/proliant/bladesystem/index.html
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( 岩崎 宰守 )
2004/12/20 18:38
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