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RZ-A380
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シャープ株式会社は、データ暗号化機能を追加し、オプションの指紋認証ユニットに対応したWindows XP Embedded搭載POSターミナル「RZ-A381」を2005年1月21日より、「RZ-A380」を2月14日より発売する。価格はオープン。
RZ-A380/381は、タッチパネル付では業界最高輝度となる400cd/m2の15型XGA液晶を搭載したPOSターミナル。独自モジュールにより売上データやユーザー情報などを暗号化できる。また内蔵するHDDやプリンタなどの利用状況を管理し、トラブルが発生に保守部門へ通知する「保守監視機能」や、バックアップデータから障害の起きたソフトウェアを復旧できる「保守セキュリティ機能」なども追加された。
またジャーナル用紙のコストや保管場所が不要になる「電子ジャーナル」にも対応している。筐体は幅330mm×奥行410mm×高さ433mmとPOS端末としてはコンパクトなため、同社ではチェーン展開されている家電店、薬局、アパレル、飲食店などへ向けて販売を拡大したい考え。
管理者権限業務のアクセス時や勤怠入力時のパスワード認証などに用いることが可能な「指紋認証ユニット」や、本体背面に設置する顧客操作用の一体型ディスプレイがオプションで用意されている。
OSにはWindows XP Embeddedを搭載しており、リモートデスクトップ機能を用いた遠隔メンテナンスや、LANブートによる夜間のPOSデータ集配信も可能だ。開発環境としてはVisual Basic 6.0を採用し、POSアプリケーションインターフェイスの標準化団体OLEPOS技術協議会の仕様であるOPOS-Jに準拠した関数群も提供される。
本体にはUSB×2、COM×3、CFカードスロット×2などのインターフェイスと、本体データ保護のため小容量バッテリも搭載している。なおRZ-A381は80mm幅、RZ-A380は58mm幅のクラムシェル型サーマルレシートプリンタを搭載する点が違いとなる。
■ URL
シャープ株式会社
http://www.sharp.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/041222-a.html
( 岩崎 宰守 )
2004/12/22 18:01
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