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パケットを収集してアプリケーション性能を監視するアプライアンス


OptiStage Model 70
 株式会社ディ・エイ・ティ・エス(以下、DATS)と株式会社日立超LSIシステムズは、アプリケーション性能監視アプライアンス「OptiStage」を1月31日より発売、3月15日より出荷する。価格は128万円。

 OptiStageは、監視対象サーバー直前のミラーポートもしくはTAPへと接続するだけで、収集したパケットからリアルタイムにトラフィック量、パケット遅延を計算し、WebブラウザへとGUI表示できるアプライアンスサーバー。

 サーバーに接続するクライアントのMACアドレス/IPアドレスも収集でき、クライアント-サーバー間のレスポンスタイム、帯域使用率も監視できるため、ネットワークやサーバーリソースを監視する従来のシステム管理ツールと違い、エンドユーザー環境のサービスレベルを監視・確保できる。なお監視対象となるサーバーへはエージェントをインストールする必要がない。

 またしきい値を超えた場合には、メール、SNMPトラップでの通知が可能。さらにイベント発生をトリガーに、過去にさかのぼってパケットを収集することで、障害前後の挙動を解析し、その原因を究明できるロールバックキャプチャ機能も備える。

 ハードウェア構成は、1Uラックマウントサイズの筐体にPentium 4 2.8GHz、512MBメモリ、80GB HDDとなっている。

 製品は、企業ネットワークの最適化や構築運用サービスに実績のあるDATSと、ネットワーク管理製品の開発・販売実績を持つ日立超LSIシステムズが共同開発したもので、両社ではDATSのパートナー経由で販売を行い、初年度500台を目標とする。また今後両社では、小型ボックスタイプをはじめとして、OptiStageをシリーズ展開していく計画とのこと。



URL
  株式会社ディ・エイ・ティ・エス
  http://www.dats.co.jp/
  株式会社日立超LSIシステムズ
  http://www.hitachi-ul.co.jp/
  OptiStage
  http://www.dats.co.jp/optistage/


( 岩崎 宰守 )
2005/01/31 11:49

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