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日本IBM、ブレードサーバーの低価格モデル、低消費電力モデルを発表 |
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IBM Expressポートフォリオ対応モデルが用意されるのは、EM64T対応Xeonを搭載する2Wayのブレードサーバー「BladeCenter HS20 モデル8843」と、シャーシ「BladeCenter モデル8843」。ブレードサーバーは、既存モデルのHS20に搭載されていたXeon 3.20GHzを2.80GHzに置き換えることで、約33％低価格の294,000円で販売される。シャーシは934,500円、シャーシとブレードサーバー10基のセットで3,874,500円。2月9日より出荷開始する。 従来PCサーバーなど低価格製品のみ適用していたIBM Expressポートフォリオ対応モデルに、低価格化したブレードサーバーを加えることで、より広いユーザーへの拡販を図る。 低消費電力モデルは、CPUに低電圧版Xeon 2.80GHzを搭載し、1CPUあたり48W省電力化した。2CPUを搭載する低消費電力モデルのブレードサーバー14台と、同じく2CPUの通常のXeonを2基搭載する1Uサーバー（xSeries 336）14台とを比較すると、ブレードサーバーは消費電力と占有ユニット数をそれぞれ半分に削減することができるという。 なお、低電圧版Xeonをブレードサーバーに搭載するのは、他社製品を含め初めてだという。価格は315,000円で、3月18日より出荷開始する。 xSeries ＆ IntelliStation事業部長の藤本司郎氏は、ブレードサーバーにおいてPentium 4モデルの出荷が縮小傾向にあるのに対し、Xeonモデルが急増しているとの調査結果を挙げ「（他社の）サーバー用以外のCPUを使うことで筐体を薄くする戦略はまちがいで、2年前にIBMがBladeCenterを出したときから続けている“ブレードサーバーにはサーバー用CPUを使う”戦略が正しかったことが実証されている」と自信を示した。同社はブレードサーバーにおいて7年連続でトップシェアを維持しているとのこと。 ■ 「IBMはテクノロジーカンパニー」
出澤氏は、IDCによる3年前の予想に反し、x86サーバーが堅調なことや、メインフレームやRISCサーバーが引き続き利用され続けている一方で、IA64が伸び悩んでいるとの調査結果を挙げ、同社のサーバー戦略として「それぞれのセグメントに対し並列的に展開する」との考えを示した。 その上で、同社のメインフレームからIAサーバーまで、すべてのセグメントで顧客満足度でナンバー1であったとし、「メインフレームで培われた技術をPCサーバーまで搭載しているのはIBMならでは」と述べ、常に他社を先行する技術と信頼性が顧客満足度の向上につながっているとした。「IBMはテクノロジーカンパニー」と技術面の優位性を強調する同氏は、引き続きナンバー1ブランドを維持し、市場の伸びを上回る成長をすることを目標とした。 なお同社は、晴海・箱崎地区に散在していた検証施設を統合し、箱崎事業所内に「IBM システム・コンピテンシー・センター」を4月1日より開設する。さらに同社の技術責任者らが顧客の経営層に同社技術の活用方法を直接説明する「エグゼクティブ・ブリーフィング・プログラム」サービスを開始する。 ■ ＵＲＬ 日本アイ・ビー・エム株式会社 http://www.ibm.com/jp/ プレスリリース（ブレードサーバー） http://www.ibm.com/news/jp/ja/2005/02/02032.html プレスリリース（検証施設の開設） http://www.ibm.com/news/jp/ja/2005/02/02031.html ■ 関連記事 ・ 日本IBM、EM64T対応Xeon搭載のブレードサーバー（2004/10/14）
（ 朝夷 剛士 ）
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