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EMC、iSCSIを軸にSMB市場への取り組みを強化 |
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ネットワールドと低価格製品の販売提携
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ネットワールドより販売されるEMC製品は、ATAディスクを採用するネットワークストレージ「CLARiX AX100シリーズ」、およびWindows Storage Server 2003を搭載する低価格NAS「NetWin 110シリーズ」。EMCは、CLARiX AX100シリーズにiSCSI対応の「CLARiX AX100i（価格：80万円から。以下、AX100i）」を加え、低価格NAS「NetWin 110 NASゲートウェイ（価格：79万5000円）」と合わせて、マイクロソフトらとともにSMB市場でのネットワークストレージ普及を推進する。 EMCでは、iSCSI対応製品としてAX100iのほかに、FC（Fiber Channel）をサポートした上位機種となる「CLARiX CX300i（価格：250万円から。以下、CX300i）」「CLARiX CX500i（価格：690万円から。以下、CX500i）」をラインアップに追加する。AX100iとCX500i、NetWin 110は同日より出荷が開始される（CX300iは4月より）。なお、iSCSI対応製品は、DELL｜EMCブランドでも近日中に発表される予定だという。 EMC コマーシャル・ビジネス事業部 マーケティング本部 本部長の西澤伸樹氏は、同社の全ネットワークストレージ製品がiSCSI対応したことを挙げ「2005年はiSCSIがユーザーの本番環境で利用される年となる」と述べた。ネットワールド マーケティング本部 取締役本部長の森田晶一氏は「2010年までにSMBでもオンデマンドコンピューティングやユーティリティコンピューティングにシフトするのは確実。これに向けコモディティ化された製品を出していきたい」と述べた。ネットワールドでは、今回の提携により、ストレージソリューションの販売を強化し、EMC製品においては初年度1000台・約10億円の売上を目標としている。 EMCは、昨年の欧米市場におけるSMB向け戦略の好調を受け、今年は日本市場でもネットワークストレージを中心とした製品ラインアップや、マーケティング活動を強化していく方針だ。コマーシャルビジネス事業部事業部長代行の松本圭祐氏によると、1月には製品全般でリストプライスを「平均3割値下げした」。また、Webによるプロモーション活動を開始したほか、テレセールス部隊を新設した。 西澤氏は、ストレージ全体に対してネットワークストレージが占める割合が、日本では世界に比べ低いとするデータを示し、FCに比べ技術やコスト的なハードルの低いiSCSIを選択肢に加えることで、「今後急速に広まることが期待できる」との認識を示した。 ■ ＵＲＬ EMCジャパン株式会社 http://www.emc2.co.jp/ ネットワールド株式会社 http://www.networld.co.jp/ プレスリリース（ネットワールドとの販売提携） http://japan.emc.com/news/press_releases/viewJP.jsp?id=2957 プレスリリース（iSCSI対応製品） http://japan.emc.com/news/press_releases/viewJP.jsp?id=2958 プレスリリース（NetWin 110 NASゲートウェイ） http://japan.emc.com/news/press_releases/viewJP.jsp?id=2959 ■ 関連記事 ・ 米Dellと米EMC、「従来の半額」の中小企業向けSAN（2004/05/27）
（ 朝夷 剛士 ）
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