株式会社ワコムは、ビジネス向けの低価格ペンタブレット「BizTablet」を3月11日より発売する。価格はオープンだが、実勢価格は3980円前後となっている。
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BizTablet
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BizTabletは、主にプレゼンテーション用途などのビジネス市場向けの製品。サイズは幅155.8mm×奥行き138.9mm×高さ13.5mm、重さ200gと、「持ち運びを意識した小さく薄いタブレット」(ワコム 営業統括 マーケティング部 ジェネラルマネージャー 守屋潔氏)だ。読み取り範囲は81.2×58mmと小さいが、「マウス的なポインティング操作は、あまり大きいと動きが大きくて使いにくい面もある」とのこと。
本体にはプレゼンテーションの際にページ切り替えなどに利用できる2つのプログラマブルキーも備える。ペン部分には2つのサイドスイッチも備え、電池は内蔵していない。読取分解能は0.025mm、筆圧レベルは512となっている。なおPCとはUSBで接続し、製品にはキャリングケースも付属する。対応OSはWindows XP/Me/98 SE/2000。
同梱される専用ソフトの「JustWriteOffice」をインストールすると、WordやExcel、PowerPointといったOfficeアプリケーションにメニューバーが追加される。そして「JustWrite」モードに切り替えて利用することで、ファイル上へ自由にオブジェクトを書き込むことが可能となる。
例えばPowerPointのスライドショーモードでプレゼンテーションを行う際には、ペンを使って強調点を追記したり、新規ページをホワイトボードとして用いることも可能だ。またペンを画面上部へ移動すると現れるメニューにより動作モードを切り替えることで、レーザーポインタとしても利用できる。このほかExcel上に書き込みを行うことで、商談もインタラクティブに進められるメリットがある。付箋紙機能「JustTag」や、手書きサイン機能「JustSign」なども備える。
JustWriteOfficeの各機能を用いたファイルへの書き込みは、Officeアプリケーション上ではオブジェクトとして保存できる。またPowerPointでホワイトボード機能を用いた場合、ファイルに追加ページとして保存することも可能だ。
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PPTのプレゼン中に強調や追記をペンで書き込める
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Excelを見ながらの商談では、蛍光色を用いて特定の数字を強調できる
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Wordへの追記。校正フローや連絡事項の追記も可能だ
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今後ワコムでは、Adobe Acrobatとの連携によるPDF校正のほか、Microsoft OneNote 2003やIP電話をもちいたWeb会議システムとの連携も進める予定とのこと。これまでタブレットは主にクリエイティブ分野などで広く用いられていたが、守屋氏は「この製品でペンタブレットの新しい使い方を提案していきたい」と語っている。
■ URL
株式会社ワコム
http://www.wacom.co.jp/
プレスリリース
http://tablet.wacom.co.jp/what/detail/detail_press.html?nno=332
BizTablet
http://tablet.wacom.co.jp/products/biz/
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