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日立、FSBを667MHzへ向上させたItanium 2用チップセットを開発


 株式会社日立製作所(以下、日立)は3月2日、Itanium 2プロセッサに対応した新チップセットを開発したと発表した。

 この新チップセットでは、FSBを667MHzに高速化したことが最大の特長で、同社がメインフレームで培った高速化論理設計技術や、プリント基板の実装技術を適用して開発された。同社によれば、FSBの高速化により、SPECCPU2000 Benchmarkで最大15%、STREAM Benchmarkで最大40%、それぞれ性能が向上したという。

 また日立では同時に、インテルの仮想化技術と連動してサーバーの仮想化を実現する、日立仮想化機構の開発も発表した。プロセッサやメモリなどのハードウェアリソースを複数の論理区画に分割し、ソフトを変更せずに業務を行える環境を提供できるという。またこちらにも、メインフレーム分野からプロセッサ仮想化向けの組み込みソフトウェア技術を取り入れられているとのこと。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/03/0302.html

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( 石井 一志 )
2005/03/02 12:24

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