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富士通、新インターフェイス採用のサーバー向けHDDを出荷開始


MAV20xxRCシリーズ
 富士通株式会社は3月8日、インターフェイスにSerial Attached SCSI(以下、SAS)を採用した、最大容量73GBのエンタープライズ向けHDD「MAV20xxRC」シリーズの量産出荷を、OEMベンダー向けに開始した。

 MAV20xxRCは、ミッションクリティカルな業務を行うサーバーやストレージシステムを対象とした、高性能・高信頼性が特長のHDD。記憶容量36.7GBの「MAV3036 RC」と、73.5GBの「MAV3073 RC」がラインアップされる。回転数は毎分10,000回転、最大3Gbits/secの高速転送をサポートする。

 ノートPCなどで利用される2.5型外形を採用し、従来3.5型と比較して約73%小型化、一定のスペースにより多く搭載することができる。また、従来比で低消費電力、耐衝撃性が向上しているという。

 SASとは、SCSIの新しいシリアル系インターフェイス。パラレル系インターフェイスに比べ、データ転送速度を将来的に高速化することが可能だという。また、Serial ATA(SATA)ハードウェアを参考に開発され、SASの磁気ディスク装置で構成されたシステムの中にSATAの磁気ディスク装置を接続することができる。なお、SASを採用したHDDは世界で初めてだという。

 価格は個別見積り。同社では2005年度中に計100万台の出荷を目標としている。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/03/8.html

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( 朝夷 剛士 )
2005/03/08 11:44

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